《CSCS講座(31)》トレーニングの代替的様式(+αテクニック)
今回は「トレーニングの代替的様式」です。
いわゆるダンベルやバーベルを活用するジムでのトレーニングとは少し異なるトレーニング方法を紹介します。
<自体重トレーニング>
まずは自分自身の体重を活用する自体重トレーニングです。
「目的」
・コアの筋系の発達を強く促進(相対的筋力レベルの向上)
→怪我の可能性が減少
・負荷量に限界があるため、絶対的筋力レベルは増加しにくい
・回数を増やすと作業負荷は上がるが、筋持久力に推移してしまう(目的の明確化が必要)
・重力負荷(デクライン姿勢)や、サスペンションデバイス(吊り環)などで負荷を高めることができる
「コアとは?」
・体軸性骨格(頭蓋骨、脊柱、肋骨、胸骨+肩甲帯と骨盤含)と、そこに起始をもつ全ての軟部組織 *本来肩甲帯と寛骨以降は体肢骨格
・コアに関連する筋は、キネティックチェーン(運動連鎖)における伝達に貢献→上下肢の力の生産の基礎となる=運動効率の上昇
「アイソレーションエクササイズ(単独、独立動作)」
・スタビライゼーション:プランク動作など(特定筋のアイソメトリック運動)
・筋の活性を高め、脊柱の安定性向上や脊柱の障害発生の低減に貢献する
・メインはトレーニングをしていない人、怪我から回復している途中の人(リハビリの一環として)
→スポーツパフォーマンスの改善に直結するとは限らない
(あくまで土台としての要素。筋量増加においてフリーウエイトに劣る)
(スタビライゼーション:プランク動作)
自体重トレーニングのメリットは、コア(体幹)部分の安定性向上にあります。
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