<Vol.120>自分の常識は他人の非常識〜タピオカチラシから学ぶこと〜

惜しいなぁ…。。

そう思うことがありました。

先日、自宅近くの駅前でもらったこちら↓のチラシについてです。

画像1

近くに新しくタピオカ専門店ができたようで、その集客のためにスタッフさんがチラシ配りをしていました。

これからがまさに繁忙期シーズン!いい時期のオープンです。

さて皆さんはこのチラシを見て、何を感じるでしょうか??


<もったいないよー>

どうでしょう??

"何か"がない…と思いませんか?

そう「地図」がないんです。

だから「タピオカいいじゃん!」となっても、お店への行き方(アクセス方法)がわかりません。。

さらに言えば。。

「店名」もこのクーポンに小さく表記されているだけ。。

画像2

また「店舗HP」へのリンク等(QRコード)もないんです。。

さらにさらに言えば。。

クーポンも「FREE Tspioca Topping」と書いてあるものの、、ちょっとよくわかりません。。

チラシ内を見てみると、

・トッピング +80円
・タピオカ +150円
・杏仁 +230円

となっています。

…ん?

トッピングで80円?

タピオカを入れると150円?それとも230円?

クーポン利用はどこまで?

という疑問が湧いてしまいます。

「お店の場所を調べなければいけない」
「HPを探さなければいけない」
「クーポンの意味を確認しなければいけない」

この工数をかけてしまっているのがとてももったいないと思いませんか?

受動的にもらったチラシについて能動的なアクションを起こす新規客、これは一体どの程度いるのでしょう?

相当なタピオカ好きでなければ、お店まで来てくれません。

多くの人は「よくわかんないし、、まぁいいや」で終わってしまうのが現実だと思います。


<優先順位を明確に>

ちなみにこのチラシには「商品」がずらりと並んでいます(カラー写真付きで)。

画像1

・プレミアムミルクティ
・果肉入りオーロラレモネード
・贅沢果実の生いちごミルク
・厳選黒糖ミルク
・リッチショコラミルク
・とろとろ果肉の白桃ソルベ

などなど。

絶対美味しいでしょ!のオンパレードです。

きっと提供する商品には、かなりの思い入れ自信があるはず。

ただ商品に自信があればあるほど(知ってほしいと思えば思うほど)、前提部分を省略してしまうのは発信者側あるあるです。

でも実は発信者側が思っているほど、受信者側は追いついてきていないんですよね。

「Tapioca」ではなく「タピオカ」、むしろ「夏のオススメドリンク」くらいまでかみ砕いた方が結果的に認知度は上がります。

チラシで優先すべきは「商品を選んでもらうこと」ではなく「店舗認知度を上げること」

だからこそ、

・店舗名
・アクセス方法(立地)
・HPリンク
・代表的な取り扱い商品

などをしっかり掲載し、お店までの動線を作ることが大切です。

お店まで来てもらえればこっちのもの。

あとは自慢の商品を直接見てもらえれば、購入してもらえますから。

優先順位と目的を明確にすることが大切だなぁと感じました。

大切なのは他人のふり見て我がふり直せ、です。

「自分の常識は他人の非常識」であることを胸に留めて、わかりやすい発信を心がけようと思います。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^

ここから先は

14字
*一度購読すれば過去記事も含め全記事をご覧いただけます。 『ランチ1食分の自己投資』と思ってぜひご活用ください。

セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?