<Vol.262>資格や肩書を持つことの意味
先日、こんな相談を受けました。
「資格や肩書(社内のランク制度)を持つことの意味がわかりません。それにどんな価値があるのか教えて欲しいです」
なるほど、こういう意見を持つセラピストもいるのか、と大いに考えさせられる質問だったので、今日はこのことについてまとめてみようと思います。
<資格や肩書は何のため?>
そもそもセラピストにおける資格や肩書は、何のため(誰のため)に取得するべきなんでしょうか。
資格や肩書は、私は〇〇ができます、〇〇を知っています、という「説明書」であり、〇〇を行うための最低限の能力を持っています、という「証明書」でもあります。
資格や肩書を持っているAさんと、何も持っていないBさん。
仮に実力が全く同じだったとしても、お客様に選ばれるのはおそらくAさんでしょう(特に新規の場合)。
Bさんがどんなに「自分はAさんと同じレベルの能力を持っています」と叫んだところで、外から見ただけではその能力はわかりません。
資格や肩書というのは、自分のスキルを「見える化」するものであり、お客様に対して「安心」を与えるものです。
だからこそ、自分のために取得すべきものであり、何よりお客様のために取得しなければならないものです。
<本当の価値は自分でしか見つけ出せない>
…というところまでは、いわゆる一般論です。
ここからはもう少しだけ踏み込んでみます。
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