<Vol.60>ドラえもんから学ぶこと

先日、ずいぶんと久しぶりに「ドラえもん」を観ました。

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(引用:https://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/

昔とはやや”声”が変わったようで、若干の違和感を感じたものの…

「空気感」は変わらず残っていて、なんだかほっこりする気持ちになりました。

皆さんはドラえもんから何を学んできましたか?

友達の大切さであったり、正直であることの素晴らしさであったり。

人生における大切な要素がぎっしり詰まっているアニメではありますが、今日はちょっと別観点からドラえもんを見つめてみたいと思います。


<登場人物の面白さ>

久しぶりに見たドラえもんで一番に思ったこと。

それは

キャラが立ってんなぁ〜

ということでした。

登場人物それぞれが独自の良さを持っていて、”かぶる”ということがありません。

例えば、こんな要素です。

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「野球」も「勉強」も「所有」も「人格」も、全てにおいて高い能力を持っている人(キャラ)は一人もいません。

例えば、ジャイアンの能力はこんな感じです↓

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ジャイアンは勉強ができないですし、実家もあまり裕福でないので、上記4項目だと「野球」だけが飛び抜けている形となります。

逆にスネ夫はこんな感じです↓

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スネ夫は他の子供と比較すると、運動も勉強も人格も(正直)何一つ勝るものがありません。

勝るものがない、というのは存在を否定されていることと同義であるので、実家の裕福さを手に取り「所有」にて存在感を示そうとしています。

のび太も同くこんな感じです↓

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のび太は運動でも勉強でも所有でも全ての面でクラスメイトに負け続けてしまいますが、人格(優しさ)では誰にも負けない一面があります(それゆえに最終的にしずかちゃんをゲットしますよね)。

そしてデキスギくんです↓

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こう見てみると、とても面白いことに気づきます。

それは何かというと、

「能力が高いもの」=「モチベーションが高いもの」=「取り組む時間が長いもの」=「能力が高くなるもの」

という一定のスパイラルです。

ジャイアンは野球における能力が高いからこそ、放課後の野球に対して誰よりも熱い情熱を持っていて、それにかける時間も長い(割かれるシーンが多い)です。

これは他のキャラにおいても同様のことが言えます。

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つまり、ドラえもんには

「みんなちがってみんないい」

というニュアンスが盛り込まれています。

そして、これはもっと言えば

「自分の武器を磨いて生きていけ」

ということであり、

さらに言えば

「自分の強みの中でしか生きられない」

ことを意味しています。

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人生には時に残酷な瞬間が待ち受けています。

今後、AIの発達とグローバルの進化によって、仕事を失い路頭に迷う人が出てきてしまうかもしれません。

そんな世界だからこそ、自分の強みを徹底的に磨いて「自分にしかできないこと」を増やしていく必要があります。

ドラえもんには、そんな21世紀に対するメッセージが含まれている気がしてなりません。

さ、セラピストの皆さん、自分のどんどん腕を磨いていきましょう。

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