<Vol.86>今のニーズを追いかけるだけではドン詰まりになってしまう話〜次のサービスの形を考えてみる〜

外出自粛を受けて、自宅で「動画」を見る時間が増えました(皆さんはいかがですか?)

トレンドはやはりYouTube。

この機会に乗じて(トレーナーやセラピスト界でも)発信側に回る人が増えてきたようです。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。


<情報過多な時代>

今、一番に思うこと。

それは似たような発信が多すぎる…ということ。

外出自粛によって「運動不足」に悩まされている人が多いのは、周知の事実です。

それに対して、軒並み多くのトレーナーが同じようなオンライン指導(運動不足解消エクササイズ)に飛びついてしまっていますが…

これはもはや後発組、レッドオーシャンの世界です。

情報過多に陥ると、届けたい情報は届かなくなります。

そして結局は「現在の再生数が多い動画=信用が高い」とみられて、先行者がそのまま逃げ切るという構造ができあがっています。

今を追うのではなく、次のニーズを作ることが大切です。


<ニーズの流れ>

感染の予防→外出自粛→おうち時間→運動不足→運動不足解消のための自宅トレーニング動画(プロ発信)→○○

と来たら、次にやってくるのは何でしょうか。

まず近場のところでやってくるのは、

①なんとなく自宅でやってみる→楽しくなる→これをきっかけにのめり込む
②なんとなく自宅でやってみる→うまくいかない→続かない→もうイヤ(いいや)

の2つの流れがあります。

そしておそらくこの2つの流れであれば、圧倒的に多数を占めるのはです。

どれだけ効果的な「運動不足解消エクササイズ」や「おうちトレーニング」を伝えたところで、大多数の人は習慣化されていないわけですから続きません。

(残念なことに)結局は動画を見ながら1〜2回こなしてみて、なんとなく満足感と疲労感を得て終了…となるのが一般的なパターンでしょう。

だからこそ、考えるべきはここから"先"です。

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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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