《CSCS講座(15)》オーバートレーニングとディトレーニング
今回は「オーバートレーニングとディトレーニング」についてです。
オーバートレーニングとは"やりすぎ"によって身体機能が低下すること、ディトレーニングとは"やらなすぎ"によって身体機能が低下することです。
ではポイントを押さえて紹介していきましょう。
<オーバートレーニング>
オーバートレーニングとは「トレーニングの頻度・量・強度が過剰」かつ、「適切な休息・回復・栄養補給が確保できていない」場合に発生します。
特に成果を焦り、トレーニングプログラムの進行が早すぎる場合(十分な期間を設けられていない場合)によく見られます。
その機能低下の期間によって、名称が異なります。
◎機能的オーバーリーチ=一時的な(数日〜数週間)機能低下
◎非機能的オーバーリーチ=やや長期的な(数週間〜数か月)過度のオーバーリーチ状態
*テーパリング=トレーニング量を一時的に減らすこと→オーバーリーチとテーパリングの適切な組み合わせは、パフォーマンスの超回復をもたらす。
◎オーバートレーニング症候群=継続的な(数か月〜数年)適応不良
まずは数日単位のオーバーリーチ状態となり、その後数ヶ月単位でのオーバートレーニング状態へと陥ります。
このオーバートレーニング状態には、大きく分けると2つの種類があります。
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