<Vol.23>”セラピスト”という仕事を誇りに思う瞬間

自分の仕事を誇りに思う瞬間はありますか?

もしあるとしたら、それはどんな瞬間ですか?

僕は今自分が携わっている、この”セラピスト”という仕事を誇りに思っています。

「場所を選ばず、時を選ばず、自分の手1つで人を笑顔にできる」

これってなんて素敵なことなんだろう、と心から思います。

その中でも特に心に響く瞬間があります。


<心に響く瞬間>

それは実家に帰省して、両親をほぐす瞬間です。

仕事柄あまりまとまった連休がとれないため、実家に帰るのは2年に1度くらい。

夕食を食べて、ちょっとテレビを見て、その後に体をほぐしてあげます。

もちろん施術用のベッドなんて実家にはないので、お布団の上です。

年相応に少し小さくなった体を実際に触ることで、時の流れをしみじみと感じたりもします…。

そうしてゆっくりとしたリズムでほぐしていくと「気持ちいい気持ちいい」と言いながら寝落ちしてしまうことがあります。

あー、これ、どこかで見たことがあるなぁ。。

ふと思い出す光景があります。

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僕がまだ幼かった頃、毎週末に野球の試合がありました。

試合の後にはいつもへとへとに疲れていて、ご飯を食べた後、父親に体をほぐしてもらうことがありました。

父親は普通のサラリーマンだったので別に施術が上手なわけでもありませんでしたが、僕はその時間がとても好きだったことを今でもよく覚えています。

もしかしたら、あの時の経験が今の仕事につながっているのかもしれません。

今立場は逆転しこそすれ、体をほぐせているということに僕は大きな価値を実感しています。


<体をほぐすということ>

「人の体をほぐせるようになりたい」「セラピストという仕事をやってみたい」

もしそんな想いを持っている人がいるのであれば、心から応援したいと思っています。

大切な人の体をほぐすことができるというのは、その人とかけがえのない時間を共有できるということでもあります。

あなたが最後に親の体を触ったのはいつですか?

世界を変える大きな仕事もいいですが、身近な人の笑顔をちょっと引き出す小さな仕事もいいものです。

僕はセラピストという仕事の素晴らしさを、もっともっとたくさんの人に伝えていきたいと思います^^

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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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