<Vol.88>次世代の健康について、セラピストが考えておくべきこと
今回の一連のコロナ騒動によって「これからの仕事のあり方」を考える機会が増えました。
皆さんはいかがでしょうか?
リーマンショックや東日本大震災など、世の中が"不景気"と呼ばれる時代ほどセラピストの需要は高まってきました。
しかしながら、今回のようなオフラインのシャットアウトが続くと、実来店に依存しているセラピスト業はとても大きな痛手を伴うことになります。
まさかこんな事態が来るとは思わなかったので、、(考えたこともありませんでしたが、、)
前提条件が変わるというのは、新たな発想が生まれるチャンスでもあります。
今回は「実来店に依存しないセラピスト業の形」について考えてみたいと思います。
<前提を変える>
「実来店に依存しない」を前提にして仕事を組むというのは、
①オンライン上(ネット上)で完結させる
②他の業種と連動して、生活に溶け込ませる
という2つの選択肢が生まれてくると思います。
個人的に興味があるのは「②」のジャンルです。
たとえば、一昔前にあった「万歩計」は今生活の中から無くなっています。
しかしながら「歩数を測る」という行為自体は、むしろ万歩計があった時代よりも身近になりました。
時計やスマホの中に吸収されて、生活の中に溶け込んでしまったわけですね。
「1つの手段は、より大きな目的のもと他の手段に代替される」
これはどのジャンルにおいても起き得ることだと思います。
<より大きな目的のもとで手段を変える>
セラピストが行っているボディケアの目的は、
「健康な暮らしを支える」
です。
そのために
「体をほぐす(実来店×手技の提供)」
という手段を活用しています。
極論ではありますが、、
もし連動するベッドと着圧服によって睡眠中に体をほぐすことができるようになれば、「実来店×手技の提供」という手段は不要となります。
健康な暮らしのためには
「毎日の睡眠時ケア>週に1度(行くか行かないか)のボディケア」
ですから、人々のライフスタイルは徐々にこちらへ変化していくわけです。
考えるべきは、
「身近×手軽×誰でも=体のほぐし(→健康な生活支援)」
です。
おそらく右項(=の右側)はどんな時代になっても、人が人である限り失われないニーズです。
しかし左項(=の左側)は常に変化していきます。
現在の「実来店×手技の提供=体のほぐし(→健康な生活支援)」という形に執着していると、新しい時代の流れに適応できません。
ここに何が当てはまるか、これを考えるのが僕たちの仕事です。
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