345/365 1992年『レザボア・ドッグス』 物事に意味を求めるな。 クエンティン・タランティーノ監督
タランティーノのデビュー作で映画好きなら外せない作品。
初めて見た時から完全にタランティーノ症候群の1人なんだけど、何がカッコいいかってハリウッドの効率主義的なシナリオの型破り感がいい。
90年代入るまでは、俳優のセリフや行動には全てに意味があって、キャラクターの紹介や伏線になっていたりと全てがリンクしてるものだといった認知の上で、本作が冒頭から映画に全く関係のない話を持ってくるあたりが僕は好きなところ。
あとは基本的にほぼパクりなわけなんだけど、タランティーノは「色んなところからパクるし、パクりたいものをパクるのが俺だ!」と本人もおっしゃっていて、そのスタンスがカッコいいなと。
いいものをどんどんパクって自分の世界観を纏おうって思える映画だし監督だった。