282/365 2010年『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 自分が感性で選んだものすら 誰かに植え付けらている価値観の可能性が高い。 バンクシー監督
バンクシーを追ったビデオ撮影が趣味な男を中心にバンクシーの人物像と、ビデオ撮影が趣味な男だった人物の変貌が何を表しているのかを迫ったドキュメンタリー作品。
バンクシーはご存知の通り世界で最も有名な覆面グラフィティアーティスト。
彼と接触した男が変貌していく過程で思ったのはアートってある種"ジョーク"であり"リアル"であって紙一重だなと。
バンクシーが本作の元々考えていたタイトルが『クソみたいな作品をバカに売りつける方法』だと。
ジョークみたいな話なんだけど、アート界というハイソサエティーでインテリな人ですら下らないハイプにあっけなく騙されている。
そこから言えるのはハイプの善悪というより我々消費者の馬鹿さと無知さ。
世の中ビジネスで出来ているといっても過言ではないと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?