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31、赤ちゃんと頭部打撲

赤ちゃんが頭部打撲してしまう事は稀ならずある。

一番良くあるのは抱っこしている時のずり落ちで、他は扉の角で頭をぶつけるだとか、物が落下するだとか、そういう事が打撲の理由になる。

親としてはめちゃくちゃ心配だが、子供が案外ケロッとしていると小児科ではあしらわれがちである。

今日、おばあちゃんが子供をバウンサーから落っことして頭をぶつけて泣くという出来事があったのだが、嫁はそういう指標が分からないものだからオロオロしていた。

そこで、頭部打撲をした場合に本当に受診の必要性があるのかどうかの客観的な指標を考えてみたのだが、この時に野口整体や他の東洋医学でも使われる事がある「一息四脈」という考え方があり、これが西洋医学的にも合理的であることに気がついたので、紹介する。

一息四脈とは、一息の間に脈拍が4回打っているかどうかを健康の指標とする考え方である。計算の仕方は1分の呼吸数(吸って吐いてで1回)で1分あたりの脈拍を割った比で、正常値は3〜5である。頭部打撲では特にこの比が2に近い値であれば緊急性が高いと判断する。

何故この考え方が割と合理的かというと、頭部打撲して脳出血がある場合、こういう呼吸数や脈拍と言った身体兆候(西洋医学ではバイタルサインと言う)に変化が出るのだが、出血がある場合で致死的な場合は、呼吸数は脳内の圧の亢進により数値が増え、脈拍はゆっくりになる現象が西洋医学でも知られている。

実際そのような現象が起きた場合の比率を考えると、なるほど一息二脈くらいになるだろうと思われる。

野口整体ではこの一息四脈の状態の異常があれば色々と施術を行うようであるが、とりあえず現代ではまず病院に連れて行くのが先決だと思われる。

一つの指標としてご活用されたし。

なお、我が子は全く一息四脈にも異常はなかったし、念の為愉気もしたが、ある程度影響なく経過したのではないかと思う。

野口整体における子供の頭部打撲後の過ごし方は下記のブログが詳しいので、参考にされると良いだろう。我が子も当面は清拭である。

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