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フルタの方程式・2004年プロ野球再編問題

前半

後半

夏休みも終盤。フルタの方程式というYoutube動画で20年前のプロ野球再編問題の裏側の動画が面白かったです。元ヤクルトスワローズの名選手・監督の古田敦也さんのYoutube番組の中で公開された動画ですがあの時の騒動を事細かくお話されていました。今では信じられませんが20数年前のプロ野球球団の経営はとても苦しいものだったそうです。特にパ・リーグはすべての球団が赤字だったため当時の「近鉄バッファローズ」と「オリックスブルーウェーブ」が合併するという事態になりました。そこで選手会長をしていた古田さんが球団(経営者側)と選手との間に立ち、交渉をしていきました。
しかし当時の選手会は労働組合と同様の権利を行使できるはずですがなかなか昔の慣例(球団側に強い権限がある)が根強く、「12球団維持」、「合併の延期」などを聞き入れられることが難しかったようです。そこで最終手段として団体交渉の切り札として残っていたのが「ストライキ」、つまり「野球の試合を選手・監督たちで行わない」というもの。
動画の中で古田さんは「週末、家族で楽しみにしていた野球の試合をストライキすることに抵抗もあった。批判されることも覚悟していたが合併により球団数が11、10そして8球団とどんどん減っていくことを食い止めたかった」と話されていました。
球団との交渉はシーズン中、約3ヶ月も続き、練習する間もなく交渉→試合という日もあったそうです。古田さんをはじめとした選手たちのそのような日々があったから今のプロ野球の盛り上がりがあるのだと改めて知りました。
前半、後半で約1時間ちょっとの動画ですがぜひ観てください👋


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