永年深爪人生-2024/05/15
画像は駅に置き去りにされていたいちご。特に意味はないしなぜ置き去りにされたんだろうか。なんか生活が嫌になってたのかなという感じをどうしても読み取ってしまう。
元々酷い深爪で、なぜかというと爪を噛む癖が幼い頃からあったから。爪が短くて不便することもなかったし、ストレスが溜まるとつい噛んでしまう。小学生ぐらいの頃は髪を抜く癖もあったかな。喉を鳴らす癖もあった。いまも顔を触る癖はある。なにかをそわそわをさせる感じの癖が常にある。とはいえそれらの大体は治った。爪を噛む癖はコロナ禍を経ていつの間にか治っていた。
高校時代は部活で弦楽合奏をやっていたので、当然右手も左手も深爪以上のかつかつ状態。浪人-大学1年のあたりから爪がじんわり伸びてきて、痛ましく見られないハイポキニウムになってきたのが今年ぐらい。とはいえその間(大学2年)に軽音に入っていたので、その期間はまた爪を短くしていた。なので、私が綺麗なネイルを楽しんでいた時間はほぼない。とりあえずいまはネイルしてるのが楽しいけど、ネイルに凝るほどではない。しばらくハマってそのうち飽きたら(もしくはネイル以上に楽器への熱量が戻ったら)容赦なく切ると思う。折角ウルフになるまで伸ばした髪も「暑い」が上回ればすぐ切るし。「暑い」が引き下がる時期になればまた伸ばす。至極日本の四季に従う人間らしい。
水曜日は少し早く家を出なくてはならないのだが、そこそこの頻度で同じ電車の同じ車両に乗り合わせる高校生がいる。私は基本的に同乗者の顔など見ていないし、見ても覚えていられない。そんな私がなぜその人のことを覚えているかといえば、純粋にビジュアルが整っているからだ。眉目秀麗というか、お人形さんのような目鼻立ちなのでつい目を奪われてしまう。スクバに付けているストラップの類をちらりと見ればわかるが、高校生時代の私とはまるで違うグループだろうなとわかる。
私は特定の他人になにか感情を持っているわけではない。ただ、日々の通学で毎回違う顔を見ていると、車両に乗り合わせる人たちすべてがNPCに感じてしまう。そういうときに彼女と乗り合わせると、みな血の通ったプレイヤーでありこの世をどうにか生き抜くサバイバーであることを思い出せる。毎日電車に乗って高校に通い、何らかのコミュニティに属して生きているのだと。