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子どもたちの歌い方が変わる!歌唱指導①
新年度に向けて、どこの会社でも準備をすることが山ほどあるように、
保育業界でも年度末年度はじめは、とっても大忙し。
私も、現役の頃は、
「お誕生表・かばんかけや下駄箱などのネーム貼り、おたよりの作成、備品や係りの引き継ぎ」などなど
数えられないくらいの業務を抱えていたことを思い出します。
その中でも、新年度に頭の片隅に入れておきたいのが
「1年間どんな歌を子どもたちと歌っていきたいのか。」
保育目標に紐づけるならば、
「集大成となる発表会でどんな曲を披露したいのか。」
歌を歌うことに自信がなかったり、ピアノが苦手な先生ほど、歌は後回しにしたいもの。
しかし、子供達の発達年齢にあった歌を
担任として一緒に触れていくことで、
発表会前にギアを入れなくても、
感動する歌を届けることが出来ます。
さらに、幼児期にあった歌唱指導を通して、
毎日歌を歌っている子供達は
クラス単位としても歌唱の技術が高いんです。
6歳からピアノに出会い、
音楽科を卒業した私の視点と
歌唱指導の研修で教えてもらったことを踏まえて、
幼児期にあった歌唱の指導方法とおすすめの歌をまとめました。
歌を上手に歌えるように、指導するには?
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子どもたちがキレイに歌うために
保育者が出来る指導は、そう難しくありません。
簡単だけど、いかに習慣化できるかが、ポイント!
あるある!クラスにこういう歌い方をする子はいませんか?
①怪獣のように、怒鳴って歌う
クラス1のひょうきん者だった4歳児クラスのR君。
歌うことも大好きだったのですが、一人だけ怒鳴りながら歌うので、
悪目立ちしてしまい、歌として成立せず…
②声が出なくて、呟いているように歌う
恥ずかしがり屋だった5歳児クラスのKちゃん。
人前で発表することが苦手で、クラスでも歌声が前にいる私にまで聞こえることはほぼありませんでした。
しかし、お家だと喜んで歌っているとのこと。
③リズム感が合わず、歌詞がバラバラに
3歳児クラスの子どもたちは、歌うことは大好きだけど、
リズム感がついていないので
バラバラの歌に…
まるで「もりのクマさん」のような、掛け合いが聞こえてきそうなことも。
歌唱指導をするときのポイント
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ここからは、私が専門の方から歌唱指導を受けたまとめです。
「汽車の真似っこ ポッポー!をマスターしよう」
× 大きい声で歌いましょう!
→新卒の頃、子供達にこの言葉がけをしたら、合唱が崩壊しました。泣(5歳児)
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子どもたちは裏声が出せなくても、優しい声の出し方がマスターできます。
手でジェスチャーをつけて、
汽車の煙突から煙が出るように
大人が裏声で「ポッポー!」と手本を見せます。
そして、子供に真似してもらいましょう。
「歌の最初の音を提示してあげる」
楽譜を見て、歌い出しの最初の1音をピアノで鳴らします。
この時も、担任が手本を見せて、子供達に続いて歌ってもらいます。
「歌詞ではなく」
「あ」で歌うことで、
喉を締め付けずに歌い出す練習にも繋がります。
もしも、音が外れていたとしても、
指摘したり何度もやり直したりすることはNGです。
幼児期は、ドからドまでの歌を選ぶとベスト!
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幼児期の子供にとって、
声の出しやすい音域は
「ドからド」
そうはいっても、この音域に当てはまる曲って
なかなかないんです。
もし音が低すぎるけど、
音が高いけど歌いたい!と思った時は
転調をして、音を下げたものを用意するのが
おすすめです。
転調が難しい場合は、高いレまでであれば
許容範囲だと研修で教えてもらいました^_^
まとめ
今回は、歌唱の指導についてまとめました。
次回は、保育現場でおすすめの歌をご紹介したいと思います!