2022.05.04 品川駅〜城南島海浜公園付近散策
品川駅で降り、都営バスに乗って「東京入国管理局前」へ向かう。
矢印がどこを指しているのかいまいちわかりづらく、微妙に迷う。
東京入管バス停を降りると、すぐ目の前に建物がある。バス停のほうを振り返ると高そうなマンションが見える。
祝日(みどりの日)なので当然開いていない。
東京入管入口を出て右手には大きい煙突のようなものが見える。これは港清掃工場という可燃ごみの焼却処理施設のものだ。
「東京23区の清掃工場一覧」の港区に位置するものがそれだ。「清掃工場」とは、リサイクル可能な資源の分別・可燃ごみの焼却処理・残渣(ざんさ)の無害化処理などを行う施設のことで、ゴミ処理場、ゴミ焼却施設、クリーンセンター、ごみ処理施設、環境美化センターなど、自治体によって呼称はさまざまらしい(「清掃工場」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%8E%83%E5%B7%A5%E5%A0%B4)。
こういった形で清掃工場は分布している。
「東京入管前」信号からは対岸のフジテレビが。
湾岸エリアはやはりコンテナがたくさん置いてある。都心よりも空間が開けていて、物流のスケールのための空間なのだということがわかる。Google Mapを開きながら散策するのだが、近いと思ってもどうもあまり進まない。地図に表示される一つひとつの建物が大きく、ある敷地から隣の別の敷地までが長い。ルート検索すれば時間もわかるわけだが、散策なので地図を見ながらぼんやり歩いているのでぼんやりと長い時間が経ってしまう。もし湾岸エリアを散歩される方がいたらお気をつけて。
天王洲アイル(東京モノレール)に向かって歩く。
最初のバスルートの写真に入っているが、東京入管のある浮き島を渡している二つの橋の南(写真下)に位置しているのが品川ふ頭橋。
東京モノレールで天王洲アイル駅から流通センター駅へ。
ここまで歩きながら、地図をみて、中央防波堤外側埋立処分場が気になった。橋があるようなので、向かうことにした。
流通センター駅に着いたあたりから、じんわりと疲れを感じた。東京文フリ会場でお馴染みの東京流通センター、ここには広くてさわやかな喫煙所がある。都内で当たり前になっている喫煙者の展示室かのような窮屈なガラス張りルームではない。まあ雨だとこの喫煙所も悲惨かもしれないが、汗もふきだす快晴。お邪魔しますの気持ちで缶コーヒーを買い、一服。
流通センターの方に一度歩き出してしまった流れに、散策者の性で流され、流通センターの外周を一周してしまった。
完全に無駄足だったと思うのだが、それから橋を越え、東京港野鳥公園の前を通り過ぎ(少し寄ってみたかったがすでにかなり疲れていた)、中央防波堤外側埋立処分場を目指して行く。
写真にみえる東京港臨海道路、これが中央防波堤外側埋立処分場へとつながっているのだが、おわかりだろうか、この「道路」、車両しか通れないのだ!
いや、さすがに遠い道のり、写真だとさも近く見えるが、ルートの表示にわかるように1時間、途中で中央防波堤外側埋立処分場に行けるのか調べた。道半ばで行けないことに薄々(はっきりと?)気づいていた。しかし、ワンチャンあるんじゃないか、奇跡的に実際歩いて行ってみたら行けてしまうのではないか、そう期待してしまうのが「散歩者の夢想」…違うか。
雄大にみえます臨海道路を前に、無力で呆然として数分、来た道を戻ることにした。ほとんど一本道で道を変えて気分を一新することもできない。
しかし、今思えば、行き止まりのすぐ近くにある城南島海浜公園に寄るべきだった。
こんな景色が見れたはずなのだ。ベンチで座っちゃったりして。向こう岸には中央防波堤外側埋立処分場も見える。嗚呼。
行き止まりで疲労はピークに達してしまい、ただ来た道を引き返すことしかできなかった。最後に流通センターに戻るときに渡っていた橋からの写真を。
ここら一帯は海運、空運の要衝、飛行機が非常に近くを過ぎる。
この帰路でスマホの充電も切れ、天王洲アイル(りんかい線)からお台場のほうに行き、中央防波堤外側埋立処分場を目指すという体力も気力もなかった。
浜松町駅から東京モノレールで天王洲アイルへ、そしてりんかい線天王洲アイル駅に乗り換えに行き、中央防波堤外側埋立処分場へと行ったのは、この翌日5月5日である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?