【新生児】一日中グズグズにならない寝かしつけのコツ
今回は新生児の赤ちゃんの
睡眠の特徴と寝かしつけのコツ
についてのお話です。
【睡眠の特徴】
①活動時間について
②どうして一日中泣いているの?
【寝かしつけのコツ】
①活動時間を目安に寝かしつけする
②昼夜逆転にならないために
③おくるみについて
④おしゃぶりは使っていいの?
【睡眠の特徴】
①活動時間について
前々回の
【赤ちゃんがギャン泣きにならずに、
すんなり寝つく方法】
こちらでも活動時間について
お話しましたが、
新生児の赤ちゃんが
一度に起きていられる時間
つまり、活動時間は
最長約40分です。
例えば、
20分寝たら、20分の活動時間。
(20分の充電チャージ!!)
30分寝たら、30分の活動時間。
(30分の充電チャージ!!)
というイメージです。
ここで注意が必要なのが
1時間寝ていたとしても、
最長40分のため
活動時間は40分になります。
40分ごとに寝る
ということは、
一日のほとんどが寝ているってこと?
と思うかもしれませんが、
新生児の1日の睡眠時間は
16~18時間です。
目覚めてオムツを替えて、
おっぱいを飲んだら
あっという間に
眠くなってしまうのです。
一日中寝ている赤ちゃんもいるくらい
この時期は1日の大半を
寝て過ごします。
②どうして1日中泣いているの?
一日の大半を寝て過ごすと言われても
うちの子は一日中泣いていて、
ずっとグズグズで困っています...
そんなママの声をよく聞きます。
新生児は色んな理由で泣きますが、
自分が眠いことを伝えるために
泣くことが多いです。
もともと赤ちゃんは
自分で寝る力をもたずに
生まれてくるので、
赤ちゃんのタイミングで
寝かせてあげる
ことが大切です。
赤ちゃんの眠いタイミングをのがして
長い時間起きていると、
悪いサイクルに入り、
一日中グズグズになってしまい
気づいたら、その日1日泣いていた...
ということになってしまうのです。
【寝かしつけのコツ】
①活動時間を目安に寝かしつけをする
赤ちゃんによって個人差はありますが、
新生児の活動時間は
最長約40分なので、
こちらの時間を目安に
寝かしつけをします。
まずは朝起きた時間から
40分後に寝かしつけを
するようにして、
その後は、
寝た時間と活動時間を目安に
その日1日を過ごすように
していきます。
②昼夜逆転にならないために
まだ昼夜の区別がついていない
新生児の赤ちゃんは
昼夜逆転になりやすく、
昼は良く寝てくれるのに
夜は頻繁に起きてしまう
ということがよくあります。
そうならないために
気を付けなくてはいけない
ポイントがいくつかあります。
まず、朝起きたら
カーテンを開けて
朝日を浴びましょう。
「おはよう!朝だよ~」
と、声をかけて
朝だということを
教えてあげることが大切です。
朝と言っても
まだ決まった時間に
無理に起こさなくても大丈夫です。
赤ちゃんが起きた時間を
朝として、15分程度
朝日を浴びるようにします。
昼は明るく、夜は暗く
過ごすことが大切なので、
昼夜の区別がつくまでのお昼寝は、
生活音のある明るい部屋で
寝かせてあげるようにします。
お昼寝は基本的に
起こさなくても大丈夫ですが、
昼と夜の区別がついていない赤ちゃんが
昼間に連続で寝てしまうと
昼夜を覚えにくくなってしまうので
3.5~4時間くらい
寝続けてしまった場合は、
一度起こしてあげてください。
夜の過ごし方も大切です。
よく、寝る直前まで
電気をつけて過ごしている
ご家庭がありますが、
これは赤ちゃんには
良くないことです。
ずっと明るいところで
過ごしていたのに、
いきなり暗いところに
連れていかれたら
赤ちゃんも、あれ?
と不安になってしまいます。
夜はだんだん明かりを
消していき、
徐々に暗くしていくようにします。
ここでおすすめの明かりは
真っ白な蛍光灯よりも
暖かみのある暖色系です。
リラックス効果があり
気持ちを落ち着かせ
穏やかに過ごすことができます。
③おくるみについて
この時期の赤ちゃんは
正常な発達段階で、
落下の錯覚を感じて
体をビクッとさせる
モロー反射があります。
生後4ヵ月ぐらいで
徐々に消失してきますが、
このモロー反射で
起きてしまわないように
全身をピッタリと
おくるみでくるんであげると
ママのお腹の中にいたときと
同じ感覚になり、
赤ちゃんは安心して
眠ることができます。
ただし、おくるみは
正しく使用しないと
股関節形成不全など
骨の発達を妨げたり、
途中でおくるみに
ゆるみが生じて
脱げてしまいます。
ポイントは
赤ちゃんの腕が動かないように
しっかりと巻きつつも苦しくない程度に
することです。
④おしゃぶりは使っていいの?
おしゃぶりは賛否両論
意見が分かれるところですが、
おしゃぶりがなくても
良く眠れる場合は
わざわざ使う必用は
ないと思います。
ただ、パパもママも
寝かしつけに苦労していて
おしゃぶりがあることで
赤ちゃんが落ち着いて
寝てくれるのであれば
使って良いと思います。
ですが、
母乳の赤ちゃんは
乳頭混乱の可能性があるので
母乳開始後
3~6週間は
おしゃぶりを
使わないようにします。
乳頭混乱とは、
人工のおしゃぶりと
ママのおっぱいで、
人工の方を好んでしまい
ママのおっぱいを
吸いたくなくなってしまう
現象です。
おしゃぶりは
月齢に合った大きさのものを選び
正しい使用方法で安全に、
適宜使っていくと
良いと思います。
今回は新生児の赤ちゃんの
睡眠のお話でした。
赤ちゃんは
月齢が低ければ低いほど
とても柔軟です。
寝かしつけに苦労する子になるか、
ならない子になるかの
分かれ目は
寝床の環境です。
新生児の時期から
環境を整えてあげましょう。
今回もお読み頂き、
ありがとうございました。
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