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5/4〜5/6

5/4(木)
野菜スープと、マーマーレードを塗った食パンで朝ごはん。

午前中、息子と父は大好きなホームセンター巡りへ。私と母は、近所に住む母の友人・Bさんからテニスに誘われ体育館へ。Bさんに頼まれ、テニス部への入部を迷っているという中一の孫、Iちゃんに少しレッスンめいたものを。なにかきっかけを作れたなら嬉しい。

帰宅してお昼ご飯を食べた後はずっと庭で読書していた。

父と息子が物置小屋の改造に勤しんでいるのを眺めつつ、木陰で心地いい風に吹かれながら『プレーンソング』を読む時間は控えめに言って最高だった。

五月の晴れた日というのは本当に空が青くてゆっくり吹いてくる風が暑さの手前のところで気候を一番いい感じにしてくれていて、心もからだの皮膚も毛穴のひとつひとつもみんなひらかれた気持ちになってくる。

『プレーンソング』保坂和志 p.82

これってまさに今この瞬間のことじゃないかと思うような一節に出会えて、一人静かに盛り上がってそのまま読了。
何も起こらないのに面白いという感覚は、私の大好きな江國香織『流しのしたの骨』に通じるものがあった。

夕方、まさかの息子発熱。
興奮もMAXなら疲労もMAXだったようで、それが発熱につながったもよう。食事も水分も摂れているし、なんなら元気もあるのでとりあえず様子見。お手当道具を持ってきておいて良かった。


5/5(金)
朝5時、息子の「熱下がったよ」の声に起こされる。
お手当が功を奏したのか、咳は出ているものの熱はすっかり下がり、朝からうるさいくらいに元気。
帰省は続行できそうだ。

沢庵をおかずに朝ごはんを済ませ、母から頼まれた床拭き作業に取り掛かる。
お供は、本屋プラグラジオ。磯上さんとのコラボ回で、GWにオススメの本など聴きながら楽しく床拭き。一時間ほどで終了。

お昼はBさん宅でBBQ。Bさんの娘家族、息子家族、そして私たちという大所帯。それぞれの子どもたちと息子はほぼ初対面なのでうまく馴染めるか心配したものの、杞憂だったようであっという間に打ち解け楽しく遊び始める。
みんなよく食べ、よく笑い、三時間ほどで辞する。

帰宅後、満腹のお腹をさすりつつ手に取ったのは創元社から新しく創刊された人文書のシリーズ"あいだで考える"の一冊目、頭木弘樹『自分疲れ ココロとカラダのあいだ』。
「はじめに」からして面白く、楽しく読めそうな予感。

あんなにお腹いっぱいで夜ご飯は食べられないかもと思っていたのに、なんだかんだペロリと平らげてしまう。


5/6(土)
梅干しをおかずに朝ごはん。

息子、やはり咳は残るもののぶり返すことなく元気に過ごせていて一安心。

買い物に出かける両親、息子と別れ、昨夜合流した夫と共にNAYA BOOKSへ行ってみることにする。

店名の通り、"納屋"を改装した古本屋さん。
小さなお店ではあるけれど、自分好みの本がギュッと詰まっている印象。
棚を端から舐めるように眺めていく。蔵書数は決して多くはないけれどあっという間に三冊、四冊と欲しい本が増えていく。その時点で再訪決定。
店内を三周ほどして最終決定を下す。

購入本

息子へのお土産も含めて七冊購入。
タイミングよく保坂和志の本を手に入れることができて嬉しい。
お気に入りの本屋さんが増えた。

帰りがけに道の駅で沖縄そばを食べ、セール開催中のブックオフへ寄る。

購入本 その2

ここでもしっかり本を買って帰宅。

帰省最後の夜はご馳走で、書ききれないので割愛。どれもとても美味しかった。
食後にケーキを食べて締める。

寝る前のお供は『自分疲れ ココロとカラダのあいだ』。

体の変化によって感情が生まれるのであれば、体がないと感情もないことになる。感情のない心など、ありえないだろう。感情まで含んだものが心だ。とすると、心にとって体は欠かせないもの、ということになる。

頭木弘樹『自分疲れ ココロとカラダのあいだ』 p.66

ほどよく頭を使う読書で、都度考えながら文章を追うのが楽しい。

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