あるチームの試合を見にインカレに通った話。
さてBリーグシーズン真っ只中の12月。バイウィーク明けだし熱量もそちらに…と言いたいところですが、12/6 ~ 12/12までの7日間は大学バスケの集大成である、インカレが行われておりました。
あるチーム、とタイトルに書かせていただきましたが、表紙の画像からわかる通り、私が応援していたのは白鷗大学です。白鷗大学中心の備忘録なので、対戦相手のファンの方はあまり面白くないかと。
そんな感じなので、読みたかったら読んでね位のレベルで書いていきます。
全力でハシゴした初日(12/6)
1.2限の実験を終え、ダッシュで向かった代々木第二体育館。到着したのは名学大と仙台大の試合終了のタイミングでした。
元々4試合目に行ければ良いと思っていたので、3試合目を丸々見れるとは思っておらず。リーグ戦でちゃんと見てなかった日体大を見ながら、ゆっくりカメラの準備をしていました。
日体は本当に選手が変わらんねえ、と思いつつもちょっと気になってた青木くんを見ていたり。それにしても青木くんの切りすぎた前髪感のある髪型と、短すぎるバスパンが気になりましたね。
3試合目が終わり、コートサイド最前にいた5名ほどのお客さんが全員帰り、コートサイドに取り残された私。
数人はいると思ってたんだがな、みんな八王子か…。
分かっていましたが、まさかここまでとは思わず。
その日の夜、ある動画にコートサイドに1人でカメラを構える私の姿が映っており、数人にコートサイドにいた人と呼ばれてました(笑)
丸々見る予定でしたが、私は18時から墨田でフリースロー大会出場予定だったので2Q途中で移動。序盤相手の様子を見るのは1回戦からの話なので、最終日には慣れてきてたかも。逆転する所までは見たのでギリギリ気分よく帰れました。(レイクスはその後負けたんだけどね。笑)
見たかったプレーが炸裂した2日目(12/9)
この日も実験だったのでまた午後出発で、着いたのは専修関学試合開始のタイミング。報道受付で5分ほど待たされつつも、空いていた前の席へ。大田は初めましてだった(勿論代々木もだけど)から、カメラの設定が分からなかったのでとりあえず聞いてみたり。お陰様でいい感じに撮れました😌
イケイケドンドンな専修が全選手出場で勝ち。個人的にはスプリングから応援してた1年生の佐藤くんが見れたので良きでした。
白鷗さんは名古屋学院大学との対戦。変わらず1Qは様子見な感じ。2Qから解れてきて、終盤には小島くんの3Pでボルテージが最高潮に。観客少なかったけど、なんだかんだ盛り上がりが毎試合凄いのも白鷗の力だと思うよ。ということで無事勝ちまして、この日からの4連戦が始まりました。(選手たちも東京ホテル生活お疲れ様!)
難しい前半、我慢するメンタル。(12/10)
建築設計の4コマをサボり向かった2回目の代々木第二。前日の夜に何人からも後悔するなら行った方がいいと言われ、母にも単位落とさないならいいよと言われ。。笑
着いたのは2試合目の始まりぐらい。早稲田-東京医療の1戦。
現地で女子の試合を見たのはとーーっても久しぶりで、ウィンターで見てきた人達が沢山居て見てて楽しかったなあ。東京医療のアシスタントしてる吉田亜沙美さんの髪色がまあ綺麗な緑で。そっちに目が惹かれてしまいました。笑
3試合目はここまでハイスコアで勝ち上がってきた日体大と白鷗の試合。案の定前半は白鷗に取って厳しい展開になっていました。ただ日体はメンバーを変えずずっと戦ってきて、この日も留学生以外のところは殆ど変わらず。白鷗はDFから削るタイプのチームだからこそ最後日体の集中が途切れ始めたところでギアが上がって逆転。そのままの勢いで勝ちました。
オフェンスでは関屋くん、ディフェンスでは杉山くんがムードを変えて、セカンドを組んでる子達もしっかり仕事して。いい勝ち方だったなあ、と個人的には思いました。
勝ったことで土日2日間戦えることが決まり、引退も最後まで伸ばせました。そして準決勝の相手は既に午前中の試合で決まっており、日大との2度の延長を制した勢いのある筑波大とになっていました。
東海フィーバーの恐ろしさ。(12/11)
4時に起き、7時から13時までバイトをし、そこから向かった代々木は500人近くの長蛇の列。正直メインは4試合目だし東海専修耐えればみんな帰るだろって考えだったので即並びました。女子の表彰で止まっていた販売で約100名ほど入場、それでも縮まない待機列。ここでアナウンスが入る。
「ただいま、チケットの販売を止めさせていただいております。販売再開は未定となっております。」
3試合目が見れないかも、という旨の放送もあり一気に帰る人達。これでまた100名ほど列から居なくなった感じがしました。この後列は動かず3Q終盤まで外で待機。その時間約1時間半。島谷くんのブザビと共に会場に入った時には、会場の東海ムードに正直怯えました。(専修も好きなので)
4Qだけしか見れなかったけど、スティーブの「まだ諦めないよ!」って声掛け、怪我を押してでも出てきたキング、そんな姿に2Fのスタンドで1人大号泣してました。
そんな情緒の中、4試合目の準備。今度は帰る人達で会場内に列ができる騒ぎ。心の中で筑波白鷗絶対面白いから見ていけば良いのに…と思ってしまったり。
前半は完全に筑波ムード。ただロースコアの展開は白鷗の展開なのではと思ったりしてました。前半、ベンチから出てくる子達が粘って粘って、流れを筑波に持っていかれなかったことも良かったんじゃないかなあ。
後半、一気にとはいかなくてもジワジワと白鷗ムードになっていった。角田くんがオフェンスでもディフェンスでも引っ張って、スリーと逆転のフリースロー3ショットをガンガン冷静に決め続けるメンタルに脱帽。筑波のPG陣にやりたいことをやらなくさせた松下くん、杉山くん。体張って体格差あるフォワード陣を抑え続けた小室くん脇くん、日本人選手の活躍もしかり、ブラもドラもゴール下で沢山踏ん張ってリバウンド頑張ってたね。全員で掴んだ勝利、初決勝が楽しみになりました。
寒さと圧倒的アウェーに耐えた最終日(12/12)
前日の余韻に1時頃まで浸ってしまい、2時間半睡眠で起床。前日ある方に『並ぶの頑張ってくださいね!』と言われたので、4時に家を出て、代々木到着は5時半過ぎ。その頃には既に25人ほどの列があった。知り合いの到着が遅れるという話だったので先に1人で並ぶことに。
ここから約5時間半1人で並ぶことになるなんてね。
日が昇る頃には50人以上の列になり、8時代で既に100人を越えた。後ろに並んだお兄さんは河村くんの知り合いだと話し、前にいたお姉さんたちも東海の試合を見ていたり。こんなどアウェーの中並ぶ辛さをヒシヒシと感じましたね。そんな中、4列に整列し直すと言われ、これでは私の後ろにいた3人の人に抜かれてしまうのではないか、そんなことも頭に過ぎったり。
その中で後ろの人がボソッと言った「まあ東海が勝つと思いますけどね」の一言で何がなんでも白鷗に勝ってもらいたい、そう思いました。
そして10時半過ぎに、入場を1時間早めるアナウンス。検温と消毒は前列から順番にやっていたが、入口が狭いので4列で並んでいても入るには2列になるしかなく、入れ食い状態に。入場口のおじさんが「この辺に並んでいる人は取りたい席取れますから!」と言っていましたが、そういう問題でも無く。
入場してコートサイドを買って降りていったら、続々と埋まっていく前列。真ん中でもいいから空いてるとこを…!と向かった途端置かれた荷物。そんな中左から「ここ!空いてます!!」との声。学バスの皆様の優しさを感じたお昼。本当に感謝してもしきれないです。
ということで3決の筑波専修から振り返り。
専修は前日怪我をしてしまったスティーブが不在。そんな中スティーブのユニを着てアップする山本くんの姿。試合前から大号泣していたところにこの2ショット。こんなの、泣くしかないじゃない。
試合は序盤専修のペースで進んで、そのままリードで折り返し。それでもやっぱり筑波ってムードを持ってこれちゃうから恐ろしい。後半は専修の攻撃を抑え込んで逆転、そこから突き放して最後の感動シーンへ…。
両チームのベンチに入った4年生が全員でコートインして、笑顔でみんなが試合して。井上くんに野崎くんがマークして、えっ!?俺つくの!?ってなってたり、とみおくんのラストシュートで大号泣。最後まで試合を楽しんでいた2チームに会場内は拍手喝采。感動の試合をありがとう。
感動の3決から雰囲気は変わりまして決勝戦。
涙は止まらないし、白鷗応援に切り替えなきゃいけなかったしで感情の暴走が激しくて。最後を最高の舞台で戦ってる白鷗くんを見てたら、本当に嬉しくもなったよね…。
前半が終わって東海リード。なんとなくロースコアでバタついてたけどリードしてるのは流石だなあと。とにかく我慢して、1桁点差で前半折り返せたのが白鷗らしいかなって見てたりしたけどね。みんな難しい笛もあったけど、気持ち抑えて戦ってそういうメンタル的な部分も強かったなあ。
3Qで追い上げムードを持ってきていた、はずだったんだけどなあ。ラストの脇くんがスティールされて河村くんのレイアップで会場のボルテージも上がって再び東海ムード。ファールも混み始めてて難しかったけどまだ行けると思った。
ここで11-0のラン。これも全部ディフェンスから持ってきた流れ。この時間の逆転は熱かったな!!
そして伝説の松下くんのシュート。その瞬間は見入っちゃったけど、最高の瞬間すぎたなあ…。
ジリジリ追い上げてきていた東海大を再び突き放したシュート。渋いと言われてたけど、決勝で1番輝いてたのは松下くんだったよ!
最終スコア58-63で白鷗大学史上初のインカレ優勝。
大会中全試合通してすごい調子が良かったみたいな選手は居なくとも、試合ごとに誰かがヒーローになっていた最高のチーム。だからこそ、決勝で輝いたのが松下くんっていうのが最高だったんだよなー!!
そんなこんなで初日から追い続けたチームを最後の有終の美まで見守り続けた1週間でした。決勝前に言ってきた『ボコられないように頑張ります!』って言葉にどんだけ自信ないの!って突っ込もうとしたけど、優勝したからもっと自信もってね!!
俺たちは…白鷗!
ディフェンスがいちばん強いのは…白鷗!
1番粘り強いのは…白鷗!
日本一は………白鷗!!!!!!!
網野さんの最後の円陣の言葉にグッときちゃったね。
最高のチームでした!
おまけ
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