私がうつ状態になるまで②
「忙」って漢字の成り立ちを聞いたことがありますか?「心が亡くなる・心を亡くす」といった成り立ちから、心が定まらず、落ち着かない状態のことを示しているそうです。
2年目の時の所属部署の雰囲気が正しく「忙殺」そのものでした。当時は質問し辛くてしゃあなくて。。新入りのうちは嫌がられても聞け!と言われますが、突如案件にぶち込まれて、慣れないことや初めて行う仕事に対して、「何で分かってないんだよ」感を出されてしまうと非常に堪えたものです。
しかしそれは、皆「忙しさ」から余裕がなかったのだと、今ならわかります。特に所属部署は業務量に対し人数が見合っておらず、そんな中で新人が入っている状況でした。
そんな空気感の中で長時間残業、不摂生、仕事のやりづらさから、精神的に不調を来した私は、すがる思いでとある心療内科に電話をしました。予約をしただけなのに少しほっとしたのです。すぐに受診できた訳ではありませんでしたが、(やっと安全地帯を見つけられた)、そんな気持ちでした。
診察の時に話を聞いてもらい、自分がダメ人間というわけではなく、十分に頑張ってきたと言ってもらえたことで心が軽くなりました。そして薬を処方してもらい1か月が経った頃、少し落ち着いたような気がしたのです。
しかし、うつ状態はそんなに甘いものではありませんでした。
残業時間をなかなか減らすことができず、むしろ繁忙期に突入。悪いことは重なるもので、過去の自分のミスや先人のミスが立て続けに発覚し苦戦することに。薬飲んでるけど、効いているかな、、?と思い始めた矢先、ある変化に気づくのです。。
それは表情筋のこわばり?衰え?でした。少し笑っただけで頬の筋肉が痛むようになり、そういえば最後に笑ったのはだいぶ前だったのではないかということに気付いたのです。感情も上がり方向には向かず、嬉しい、楽しいという感情がとても薄くなっていきました。趣味も手を付けず、大好きなM-1を見ても頭が追い付かず笑うことができず。
(見直したらどのコンビも面白かったです。ミルクボーイすごかった。)
親からの電話も彼氏からのLINEも面倒に感じてしまうようになり、人に会うことが本格的にしんどくなってしまったのです。ここから悪化の一途を辿り始めたのでした。
つづく。。
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