文化の多様性と継承の意味
文化について学べば学ぶほど、文化の輸出やマネタイズの考え方に違和感を抱くようになってきた。文化を広めることと文化をベースにして稼ぐことは同列に語られがちだが、実はまったく別の話である。
クリスマスが全世界に広まったことでキリスト教会や西欧諸国が直接的に利益を得たかというと怪しいところがある。文化はその国に吸収されてはじめて「広まった」と言えるわけで、つまりはその国の中で経済圏が成り立つ必要がある。と考えると、文化を広めることはむしろ(直接の)経済的利益とは相反する部分もあるのかもしれない。
倫理的な面からも、既存の文化輸出に関する言説には疑問を感じるところがある。
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