「マス」の空洞化
イノベーションは5つの段階を経てマスに浸透していく。
そう提唱したのはスタンフォード大学の社会学者であるエベレット・M・ロジャースだ。
イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティと段階を経るにしたがって市場が拡大し、レイトマジョリティ、ラガードとマス化するともはや「当たり前のもの」になる。
このイノベーター理論はマーケティング論の教科書にも載るほどよく知られたものだが、インターネットの登場によって従来の理論では捉えきれない動きがでてきはじめたように感じている。
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