「つくる」に栄養を与えるもの
ちゃんとnoteを書き出して半年弱。
書き始めたときはたまーに今思ったことを書いていこうかな、くらいのノリだったのに、いつのまにか平日に毎朝更新するようになっていました。
note公式のおすすめに取り上げていただいたり、たくさんの方にシェアしていただいたおかげもあって半年足らずでnoteのフォロワー500弱まで一気に増加。
ここ数ヶ月での変化に本人が一番驚いています。
実はこれまでにもちょこちょこブログを立ち上げたこともあり、有名どころのブログサービスは一通り使ってきました。
でも半年近く続けられたのは今回がはじめてで、この違いはなんだろうともやもや考えた結果、それは"反応の有無"かもしれないと気づきました。
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何かをはじめること、それ自体はわりと簡単です。
さらに言えば何かをはじめようと計画しているときが一番楽しいので、これからの年末年始休みに「来年こそ◯◯をしよう!」という意気込みであっというまに"つくる"までいけたりします。
でも、そこから"続ける"ことが難しい。
過去挫折した私のブログはただ書いているだけで流通させることを意識していなかったので、当たり前ですがほぼ読まれることもなければシェアやいいねももらえませんでした。
そうした反応のなさから飽きてやめてしまうことが多かったのですが、noteは淡々と書いているとあるとき「おすすめ」にピックアップされることがあり、「スキ」が増えたりシェアしてもらえるのが楽しくて気づけばほぼ毎日記事を書いていました。
(ちなみにはじめてピックアップされたのは8月に書いた「"ワンテーマ"の時代」。あまりに嬉しくて、普段noteの記事はTwitterでしかシェアしないのに思わずFBにも投稿したことを覚えています。)
この数ヶ月を通して感じたのは、なにかを"つくる"のは自分の内側にある情熱だけれども、それを"つづける"には人からの応援という栄養が必要だということ。
そのためには、ただ"つくる"だけではなくどこに流通させるかも大切なポイントになります。
私の場合はたまたまnoteという環境があったのでそのことに気づきましたが、つくったものを評価してもらえる場所に適切に届ける、というのは小売だけでなく文章もアートも音楽もなにもかも、すべてにおいて大切なこと。
やりたいことのはずなのになかなか続けられない、という人は「反応をもらえる環境を作っているか」を考えてみると突破口が見つかるように思います。
逆に一人の受け手としても、いいと思ったものを積極的に「いい」と発信することの大切さを改めて感じました。
PVはぼんやりした数字でしか捉えられないけれど、「いいね」や「シェア」は1人1人の読み手として認識することができる。
どんなにPVが増えても読んでいる人がいるという実感はわきづらいのですが、そうした個別の反応が見えると「本当に読んでくれている人がいる!」と感じることができます。
そうするともっといいものを書くためにこういう本を読んでみようとかこういう場所に行ってみようとか、書き手としての自分を高めるための努力をしようと思えます。
「いいお店はファンが育てる」と聞いたことがありますが、愛のある反応こそが"つくる"側の人を育てるというのは、個人的にも非常に納得感があります。
自分の「いいね」が、誰かの"つくる"を支えるかもしれない。
そう思うと好きなもの、いいと思ったもの、共感したものにはどんどん「いいね」を言っていきたいと思うのです。
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そんなこんなで、2016年はみなさまの「いいね」に支えられて100本以上の記事を書いてきました。
この1年でたくさん「スキ」をいただいた記事をランキング形式でご紹介したいと思います!
(※PV数ではなく「スキ」の数です、念のため。)
【5位】「君は何によって憶えられたいかね」への答え(10/2)
歴史を動かすほどの目標をもたずとも、"誰に"憶えていてほしいか、という視点でドラッガーの問いを反芻してみると、本質的な自分のやりがいや目標が見えてくるのではないかということを書きました。
【4位】アラサーの私が"結婚"をしたくない理由(8/26)
選択的夫婦別姓について書いた記事。
あえて攻撃的なタイトルにしたこともあって、PV数もこの1年でトップクラスでした。
【3位】安定と依存を取り違えない(12/9)
「大企業=安定」ではないといろんなところで言われていますが、そもそもみんな安定と依存を取り違えているのでは、ということを書きました。
【2位】失敗したときはお客様の顔を見て(12/2)
学生時代にアルバイトをしていたときにマネージャーから叱られた時のエピソード。
「こういう上司がほしい」「こういう上司になりたい」
どちらの反応もいただき嬉しいかぎり。
【1位】ファンタジーに惑わされない(11/21)
今年一番「スキ」を集めたのはこちらの記事でした!
なんと56もの「スキ」をいただいて本人が一番びっくり…!
隣の芝生が否が応でも目に入る今、ファンタジーに惑わされずに我が道を行くことが幸せへの近道なのかもしれません。
2017年もみなさまにいただいた「スキ」や「いいね」を無駄にしないよう、さらに精進してまいりたいと思います。
昨日より今日、今日より明日が素敵な世界になりますように。
よいお年をお迎えください!
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(Photo by tomoko morishige)
私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。
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