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思索綴

消費と文化、哲学と営み、人の世の希望と悲しみについて考えを巡らせていくマガジンです。本を読んで考えたこと、まちを歩いて感じたこと、人との対話で学んだことなどを言葉にしていきます。…
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記事一覧

深く考えなくていい時間をつくること

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異なる文化を受容するための自己受容

地方と都会の違いについて、「文化資本」の過多が定期的に話題になる。美術館や劇場、イベント…

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なぜ美容がトレンドになったのか?

消費トレンドや消費文化について話していると、必ずといって話題にのぼるのが「なぜこれほど美…

最所あさみ
1か月前
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道草の効用

芥川龍之介は、「つまり」が口癖だったらしい。何で聞いたか読んだか、定かではないけれど…と…

最所あさみ
2か月前
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誰もが広告の受け手から「作り手」になる時代に

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最所あさみ
3か月前
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欲しいものリストの消化と「自分内検索」

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最所あさみ
3か月前
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情報収集における「深める」作業の重要性

最近、情報収集について話していたときに私のスタイルは若干独特なのかもしれない?と思ったので個人的な備忘録。

エンタメの「短期的効用」と「長期的効用」

長年ディズニーランドから足が遠のいていたのだけど、ここ最近立て続けにランドとシーに行った…

最所あさみ
5か月前
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自分の信じる価値観への葛藤

三島由紀夫、吉本隆明、城山三郎。戦前生まれの作家、特にもっとも多感な10代の頃に終戦を迎え…

最所あさみ
5か月前
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コミュニケーションとしての旅行

「一人旅って、何が楽しいの?」 これまで自分の頭では思いもつかなった質問に、思わず頭がフ…

最所あさみ
7か月前
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正しさよりも、正直さを

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最所あさみ
7か月前
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私の繊細で陰鬱な部分を預けられる人

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最所あさみ
8か月前
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命の尊厳

十何年かぶりに、「アルジャーノンに花束を」を読んだ。 初めて読んだのはたしか中学生だった…

最所あさみ
8か月前
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私はずっと、この「やさしさ」がほしかった

「夜明け前が一番暗い」。有名なイギリスのことわざだ。その引用からはじまる「夜についてのメモ」は、「でも、夜がなければ私たちは地球の外に目を向けることもなかったでしょう」と続く。上白石萌音ちゃん演じる藤沢さんが少し緊張が入り混じる声でたどたどしく読み上げられるその言葉たちは、じんわりと私の心を包み、聴いているうちに静かに涙が流れ出ていった。 映画「夜明けのすべて」には、大きな物語の起伏はない。 にもかかわらず、私は気づけば物語のあらゆる場面で静かに泣いていた。あるときは気持