個人的に思う女性アイドルにおけるいろいろな多様性
自分にとって6月はアイドルに関する重要な月であり、昭和46年6月1日の南沙織さんのレコードデビュー記念日では彼女が日本のアイドル文化における礎を築き上げたことが大きいものを感じさせる日にちで、6月12日はアメリカでアイドルの日とされていることも重要です。
昭和後期のアイドル黄金時代期に多彩なアイドルがデビューしたことも思い出すものです。
アイドル黄金期にデビューしたアイドルユニットでは、宇宙三銃士スターボーは恐らく世界初のノンバイナリーアイドルグループとしてデビューし、デビュー曲『ハートブレイク太陽族』における性別にとらわれないコスチュームと歌唱が話題となりました。
21世紀に入ってからは、平成後期のアイドル戦国時代黎明期に開始された日本最大のアイドルイベント【TIF】でアイドルの多様性が活性化したいろいろなアイドルの初出演が実現し、年々多様性も発揮しています。
自分とほぼ同世代の女性アイドルが活躍するのは感激ものであり、多様性が認められてきていることも大きいです。
今回はいろいろな女性アイドルの多様性について取り上げます。
30代以上の女性アイドルにおける多様性
21世紀に入ってから女性アイドルにおける年齢の多様性で、メンバーが30代以上の女性アイドルグループがデビューしたり、40代で活躍する女性ソロアイドルが増えてきています。
その先駆けは“三十路エンタメ集団”というキャッチコピーで結成された30代アイドルユニットの完熟娘。で、各メンバーのライブアイドル活動の流れからの各メンバー推しのファンに注目され、平成21年にavexからメジャーCDデビューしました。
完熟娘。のリーダーでプロデュース担当のライブアイドル・いまのまいさんは、いろいろなライブアイドルが競演するイベント【懐かしのアイドルソングの巻】を手がけてアイドルファンに注目されました。
まいさんは男女混成ユニット・昭和とらいあんぐるのメインボーカルとしても知られ、FMおだわらのネットラジオ『アイドルメモリーズ』で懐かしアイドルソングの素晴らしさを伝えていることも話題になり、ゲスト出演した宍戸留美さん・うちやえゆかさん・森川美穂さんらとの共演で懐かしアイドルソングが再評価されている令和時代で注目されています。
完熟娘。以降も多彩な年齢のメンバーによるサムライローズやアラフォーユニットのGoziUなどが結成され、今後も30代以上アイドルユニットが出てきそうな予感です。
GoziUはメンバー募集で“見た目女性”の方もOKとしていることからアイドルの多様性に対応したユニットになりそうです。
ソロアイドルでは、森下純菜さんが40代で現役アイドル活動していることが令和元年に話題となり、ライブアイドルにおける年齢の多様性が伝わる素晴らしい活躍ぶりになっています。
芸歴20年以上の女性アイドルでは、近年ライブアイドル活動に回帰した声優の宍戸留美さんと同じく声優の桃井はるこさん、17にこだわるアイドルのあさくらはるか17さんもいます。
AKB48の柏木由紀さんが30歳になってもアイドル活動を継続したり近年の昭和後期・平成初期のアイドルソング再評価の影響で、松本伊代さん・堀ちえみさん・森口博子さんら当時のレジェンドアイドルの芸能活動も目立ってきております。
男装系ライブアイドル
男装系のライブアイドルでは、伝説のライブアイドル・加瀬しおりさんがプロデュースしている結城汰郎さんがかなり人気を集めています。
汰郎さんはかつて男装アイドルユニット・金欠中学チャリ通Boysのメンバーで、ソロ活動を開始してから歌唱力で話題になり、多様性の時代に適応しているムーブメントが素晴らしいです。
エイプリルフール限定アイドル
男装アイドルユニット・風男塾の初代リーダー・よきゅーんさんはコスプレイヤー出身で、現在PPエンタープライズの社長としてプロコスプレイヤーやグラビアアイドルをプロデュースしています。
日本一のコスプレイヤーとして話題になっているえなこさんをセンターに、伊織もえさん・つんこさん・篠崎こころさんらPPエンタ所属のコスプレイヤーと社長本人参加によるコスプレイヤーアイドルユニット・PPE41が令和4年4月1日のエイプリルフールを盛り上げ、エイプリルフール期間限定と銘打ったユニットですが、エイプリルフール明けからもイベントやグラビアで活躍していることからエイプリルフール期間限定自体がエイプリルフールになりそうな勢いです。
企画による多様性で、キャッチーぶりをアピールしています。
個性的なライブアイドルの多様性
アイドル戦国時代期に個性的なライブアイドルが続々目立ってきていて、WACK所属のライブアイドルユニット・BiSHはデビュー曲『BiSH―星が瞬く夜に―』で顔に馬ふん入りの液体を浴びる衝撃的なシチュエーションで話題となり、avexでメジャーデビュー後も地下アイドル路線を継続し、派手な展開で芸能界に推しが増えたことも成功し、令和3年に『NHK紅白歌合戦』に初出場したことはライブアイドルの歴史にとって大きな出来事です。
最近ライブアイドルとしての活動も増えてきている宍戸留美さんは、インディーズアイドルの先駆けとしてアイドル界隈に大きな影響を与え、声優活動の本格化後も、元・やまだかつてないWinkの横山知枝さんや元・コスプレックスの小林有子さんらいろいろなライブアイドルをプロデュースしたり、妹分オーディションで選ばれた蝦名恵さんらを発掘したり、コラボも展開していることもあり、いろいろな面でのカリスマぶりも発揮しています。
クラウドファウンディングによるプロジェクトも成功し、注目度も高くなってきています。
ライブアイドルにおける異色なキャラクターで注目されているパーフェクトミュージック所属の絵恋ちゃんさんは、過激なパフォーマンスと独特なでアイドル界隈にセンセーションを与え、TIF初出場実現で注目されたり、本人とファンとで1ユニットとなる“ファミリー”制度の導入、オンライン配信ライブが定着する以前に素早く取り入れるなどソロアイドルにおける多様性を発揮しています。
絵恋さんは24歳の頃にファンの方と結婚したことも話題になり、結婚後も現役アイドルとして活躍することからアイドルの多様性の幅を広げたことも重要です。
絵恋さんはシンガーソングライターの戸川純さんと2回コラボ共演したり、uhb北海道文化放送・テレビ東京アニメ『邪神ちゃんドロップキックX』のエキュートオーディションで2位に輝き、コラボが実現するなど多彩な多様性による実力の持ち主です。
フローエンタテイメントの社長も務めているソロアイドルの里咲りささんは、いろいろなアイドルとの人脈が深いもので、絵恋ちゃんさんとのネットラジオ番組であるStandFMの『てさぐりラジオ』や宍戸留美さんとのネットラジオである『せーゆーラジオ』も話題となっています。
りささんは絵恋さんと期間限定ユニット・マロンティックの結成で盛り上がり、社長であることの個性の多様性も奥深いです。
元BiSメンバーでフリーランスのアイドルとして活躍している寺嶋由芙さんは、ご当地キャラとのコラボで話題になったことから、ご当地アイドルやサンリオキャラクターとの相性の良さから、ゆるキャラ系にこだわる“ゆるドル”というキャラクターでつながりによる多様性を発揮しています。
おわりに
自分は異色なアイドル及びアイドルソングに興味を持っていて、バラエティ番組やCMなどのヒーロー・ヒロインものや奇抜なコスチュームを身にまとったアイドルが気になってしまうもので、コスチュームにおける多様性の要素は奥深いものを感じさせるものです。
11月4日の【いい推しの日】というアイドルやアニメキャラを推す記念日、アイドルファンの呼び名や間奏のコールなどでアイドルを盛り上げる手法、SNS上での推しアイドル生誕祭、そしてアイドル・スタッフ・ファンが一体化する“ファミリー”システムなど推し文化が広まっているのもアイドルの多様性の活性化につながっています。
自分の推しアイドル遍歴を振り返ると、いまのまいさんは6月3日生まれで小林有子さんは6月5日生まれとアイドルに関連性のある月である6月生まれで感慨深いものがあります。
ライブアイドルがメジャーデビューしたりTV番組にレギュラー出演するとかなり感激するもので、BiSHの『紅白』初出場はかなり感激ものです。
アイドルの多様性は更に広がりを見せそうで、今後も個性的なアイドルが続々とデビューして、アイドル多様性時代を盛り上げてほしいと願っております。