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11月23日(火) 間引き

昨日は野菜の周りの草整理に加え、間引きも行いました。

間引きについては初回の記事に書きましたが、
「これでいいのかな〜?」と疑問を持った状態だったので、もう少し詳しく下調べ。

①間引く理由
②間引くタイミング
③間引く株の選抜方法
④間引く方法

について、まとめていきたいと思います。

①間引く理由

『あるもの農園』のニンジンです。
間引けていないので、ぎゅうぎゅうと窮屈そう(>_<)

でも、いざ間引くとなると、
「せっかく芽を出したのに間引くのはかわいそう」この気持ちに悩まされるのです。
その悩みを解決するために、まずは間引く理由をしっかりと押さえます。

ぎゅうぎゅう状態では、茎葉は光を求めてヒョロヒョロと弱々しく徒長してしまいます。
また、根も混み合い養分不足で伸びられず、成長に悪影響が出てきます

間引く事で、
●光がよく当たり、光合成が促される。
●風通しが良くなり、病気を予防する。
●根が張れて、病気や虫に負けない健康な野菜に育つ。

間引く理由を知ると、間引く事の大切さが分かります。


②間引くタイミング

逃してはいけないのが、間引くタイミング。
『あるもの農園』では、畝を立てながら急いで種をまいた事もあり、
間引くタイミンを既に逃してしまった感があります…

でも、ここで諦めては野菜がかわいそう‼︎

間引きは1回で完結ではなく、何度かに分けて行います。
基本的には、発芽から本葉が5〜6枚になる頃までに、2、3回に分けて行うとありました。

●1回目の間引き
1枚目の本葉が、子葉の中心から伸びてきた時。

本葉が出てくると、自ら本格的に光合成を始めるので、たっぷり光を浴びることができるように間引きます。


●2回目の間引き
本葉が3〜4枚の頃。

1回目の間引きからさらに大きく成長し、本葉も3〜4枚に。
葉が重なり出すタイミングで2回目の間引きです。


●最終間引き
本葉が5〜6枚の頃。

本葉が5〜6枚になる頃には、野菜は自立し、これからの成長を見据えてさらにしっかりと根を張り始めます。

★最終間引きは特に重要。

このタイミングで最終間引きを済ませずに混み合ったままにしていると、野菜が諦めてしまうのでしょうか?
これ以降に間引いても大きくならないそうです‼︎

作物もきっと、意思を持って生きているんだろうなあ…
最終間引きには間に合っているだろうと信じて、諦めず間引きに取り組みます。


③間引く株の選抜方法

もう「間引くことがかわいそう」なんて言ってられませんが、
では、どの株を間引いたら良いのか?

ずらっと並ぶ野菜たちを前に、
優柔不断な私は、ここでまた悩んでしまいます。

でも、いくつかポイントを押さえれば、この悩みともおさらばです‼︎

間引く株を選ぶポイント↓
●葉色が淡い、もしくは濃緑色。
●茎や葉柄が細くて長い。
●葉が大きく垂れている。
●葉が一方に偏っている。
●葉が左右対称でない。
●虫食いが進んでいる。

以上のポイントを押さえながら、
野菜に広々としたスペースをプレゼントする気持ちで取り組み、
間引きスピードアップを目指します٩( 'ω' )و


④間引く方法
●双葉よりも下の茎から、ハサミで切る。
→引き抜くと残したい株も持ち上がったり、根が切れてしまったりするので、ハサミで切ります。
双葉より下から切るので、再び芽が伸びてくることもありません。

※根菜類は、間引いた株を食べたい時は引き抜きます。
(残しておく株を中指と人差し指ではさみ、手のひらで土を押さえて抜くと浮き上がりません)



カブも随分窮屈そうヽ(;▽;)

間引いてみると、根本の皮が破れて肥大し始めていました。
窮屈な中でも大きくなろうと頑張っているんだなあ〜


これだけ間引きについてつらつらと書き連ねた最後に、
こんな疑問をぶつけてみました‼︎

「初めから間引く必要のないように種をまけば良いのでは?」

でも、種を密にまく事にもちゃんと理由があるようです。

●芽が出ない事を避けるため。
→種によっては芽が出なかったり、出ても元気がなかったりといった場合がある。
→野菜同士が土の乾燥と草の発芽を抑え、協力して発芽する。

●刺激しあって、強く大きくなる力を引き出すため。
→単体で距離を空けてまく場合よりも、適度に刺激し合うことで強く成長できる。


きちんと理由を知り、疑問を解決しながら進める事の大切さを実感。
間引きひとつにしても、奥が深いです。

本日の収穫。
間引くのはかわいそうという言葉は取り消して、間引いた野菜たちも美味しくいただきます♪

おかかと一緒に炒めたカブの葉。
ご飯にかけて、納豆に混ぜて、美味しくいただきました(^。^)

本日もお疲れさまでした。

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