ツイスターズ(ベタ褒め)
ストーリー:
オクラホマ州で史上最大級の巨大竜巻・ツイスターズが群れをなして発生する。ある事故をきっかけに竜巻の研究に没頭する気象学の天才・ケイト、竜巻チェイサーのタイラーら、知識も性格もばらばらなチームは前代未聞の“竜巻破壊計画”を企てるが…。
ポイント利用。
映画館に行こうか迷って結局やめたやつ。
行けばよかった!!!
これはいい映画だ。気持ちよく大団円のノリ、嫌いじゃないよ///
主人公・ケイトの美人ムーヴが最高でした。
アメリカには実際にチェイサーっていう人たちがいるんでしょうか。
居そうだよね。世界には「そこに山があるからー!」ってわざわざ雪山登る人たちがいるくらいだしね。平面追うくらい余裕か。
この映画ずっとノリがよくて面白い。
『ザ・コア』のような、そんなわけあるかwwのノリをやってくれるから見ていて楽しい。
ケイトはてっきり親友とくっつくと思ってたら、そこはちゃんとイケメンの方にいくんですね!(ポリコレの時代にこれは意外じゃない?)
二人のしっとりいい雰囲気モード……は見ていて恥ずかしいくらいだった。
それでもこの映画の良いところは、主演二人のキスシーンがないところ。
亡くなった元彼とはイチャイチャしてた分、そこは落ち着いていたので
"生き残りが浮かれてんじゃねーよ"なんていう野次は飛んでこなさそう。
あくまでもケイトには、自分のせいで大切な人達を失ってしまったという背景があるので
5年後は何事にも慎重になっています。
それが、タイラーが昔の明るいケイトを呼び戻してくれるところに繋がって、見ているこっちは二人を応援したくなるんですねぇ!
ラストも、はっきりとくっつきはしない。それがまた良い。もちろんくっつくのはわかってる。だから良い!!
ケイトは美人で聡明でリケジョで優しくて美人で自由奔放でリケジョで
竜巻のように追いかけたくなっちゃう存在。私が男でも惚れてる。
キャンプ地のモーテルの階段をあがるときにyoutuber達に声かけられて
ふふん顔で見下ろして会話するの、美人だからこそできる至高の所作。
友達のハビとの関係も、一筋縄ではいかないところが切なくてよかった。
失望し合い、失恋されて、だけど最後には命懸けで助けてくれて……
その助け方も元彼と同じ方法で、くるぞくるぞ……はいキター!ってなるわけです。
最後映画館にて、タイラーが助けようと掴む手はハビの方がよくない?
次のよかったは、タイラーのチームメイト。
なんだこの"ヤンキーがいい奴"王道ストーリーは。
普段なら嫌いな展開なのに、笑っちゃうくらい清々しい。
実はちゃんとボランティアしてるとか、犬探すとか(少女漫画か?)
絶対死ぬだろうと予想したジャーナリストのベンが
竜巻を撮るより救助のためにカメラを置くシーン。
もうそういうのいいって~!ニヤニヤしちゃうからやめろって~!
墨まで入れちゃって、しっかり仲間になってるのがめちゃくちゃ良い。
私はMEG ザ・モンスターやトップガンの王道が好きじゃないのですが
これも似たようなノリなのに、なんでここまで面白く思えるんだろう?
竜巻のシーンも多かったよね。
映画館のスクリーンが抜けるところ、あれ映画館で観たら臨場感あっただろうなぁ。
一つ気になったのは、ケイトの昔のチームメイトの遺族が出てこないところ。確実にケイトは恨まれたはずなんだよね。
その役目をハビが負っていたから、出る必要はないと判断したのかな。
今後ケイトはメディアに出てくるわけだけど、それを遺族が見たらどう思うのかなって気になっちゃった。
再会した時のハビの「どうして俺たちだけが生き残った?」の質問の答えが
より多くの人を救うため、ってことだから
ケイトの信念は何らかの形でいつか遺族に伝わるのかもしれない……。
以上、ケイトに手懐けられた観客の映画感想でした。
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