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『栄養』について
知ってるようで知らない栄養について。
今日は『栄養』の語誌を【精選版 日本国語大辞典】より。
語誌
⑴「栄養」は親に孝行を尽くすことの意で、もともと中国の古典漢籍に見える語だが、一三世紀の中国の医書「脾胃論」では身体を滋養する意味に用いられ、以降多くは「営養」と表記されるようになる。この意味が中国から日本の医書にも伝わり、蘭学の訳書にも「営養」 「栄養」が併用された。
⑵大正九年(一九二〇)、内務省に栄養研究所が設けられ、書名にも「栄養」が現われ、「栄養」への転換が行なわれた。
なんとなく明治以後の新造熟語かな、と思っていたけれど、それよりはちょっと古いみたいですね。
それでは良い週末を。