好きな音楽を的確に表す言葉がない
note4日目。もはやnotesではないだろうか。三日坊主にならずに済んでよかった。これからも書きます。
最近ハマった映画は『LA LA LAND』だったのだけれど,その中で「JAZZはいまや死につつある」というようなやりとりが主人公たちの間で交わされていた。おおセブ(主人公のひとり)よお前もか。滅びゆく音楽を愛してしまった焦燥感,私も少しは分かる気がするよ,と咄嗟に心中で呼びかけた。
自分が愛する音楽も死につつある。死につつあるが,死につつあるままにもう100年近く経とうとしているのだから,もはやこれが常態か。なんとも悲しい話だ。
自分が愛するのは,所謂《クラシック音楽》だ。モーツァルトとバッハが好きで,ベートーヴェンとマーラーは嫌いだ。
だいたい《クラシック音楽》という言い方が気にくわない。というか,正確ではない。もちろん上記のごとく,《クラシック音楽》と書いてあれば大体の場合は"ああモーツァルトとかベートーヴェンのことかしらね"と曖昧に理解したつもりになることはできるが,そもそもこれは[古い音楽]とか[古典的な音楽]と言っているだけなのだし,なによりも不正確なことにモーツァルトやベートーヴェンが生きていた頃は《クラシック音楽(Klassische Musik)》なんて言い方は存在していないのだ。それも当然で,その時代では最先端だった音楽を古典的だなどと呼ばわれば瘋癲の謗りを誰が免れようか?
しかしだね,じゃあなんと言ったらいのさ?というと的確な言葉がないのだ。なんとも滑稽なことに,愛していながらもその愛するものの名が分からない。君の名は。ちょうど僕も瀧くんだし?じゃないんだよ
はー,なにかいい言葉はないものですかね?