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コルリ・ヒトリ・ガタリ

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こるりのひとりごと。物好きの方用。「カタメ・コイメ・オオメ」への情熱は獄舎のような高等学校の瀟洒な図書室に置いてきました。
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2023年2月の記事一覧

認識と語学

認識と語学

 昨年の秋口あたりから、いよいよ本腰を入れてフランス語に取り組んでいる。契機こそ必要に駆られてではあるが、それ以上に言語を学ぶことが面白くて仕方がない。

 いざどっしりと構えて外国語と向き合ってみると、世界の捉え方を学んでいるような感じがする。無味乾燥だった文法のあれこれが、世界を切り分ける因子として躍動しているように思えてくるのだ。

 私たちは新しいものを取り入れようとするとき、既に知ってい

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