そうだ、鴨川へ行こう
昨日は無性に眠くて早く寝た
昔は何時間でも寝れたのにって
セリフをよく聞く
私は寝ることが1番の幸せなので
そんなセリフを言うことはないと思っていた
、、、
昔は何時間でも寝れたのに。
3時か4時ぐらいには目が覚めてきて
5時ごろには完全にもう寝れなくなった
いつもなら、SNSに時間を溶かして
朝を待つけれど
なんだか急に思い立って、起き上がった
そうだ、鴨川へ行こう。
昼間はもう真夏日だけど、
まだ歩けるだろうし、
この時間なら誰もいないだろう。
服を着替えて、化粧はせずに、
なんとなく眼鏡だけかけてみた。
ループを使えば鴨川なんてすぐ!って思っていたけど、
土曜日の朝、京都の中心地からは一切のループも
出払っていた
まぁ、全然歩けるか、
歩いてみたら案外すぐだし
なんだか楽しかった。
まず高瀬川を眺めてから
鴨川にうつり
これみよがしに本を開いた
早朝、鴨川に座っていて絵になるのは
読書しか思いつかなかった
本を読むようになってよかった
鴨川は、それ以外、
きっと酔い潰れたんだろう男女と
早朝ランニングをしている人たちがいた。
本から少し顔をあげると、
颯爽と走って行く人たちが見えたけど、
本を読んでいると、川の音以外(ちょっと車の音も聞こえる)シャットダウンされて、
1人の時間になれる。
本ってすげぇ。
こんなど素人が、本屋さんでふと手に取ったのは、
塩谷舞さんのエッセイだった
ごめんなさい
ど素人の私は
塩谷舞さんを知らなかった
ここじゃない世界に行きたかった
題名にシンプルに惹かれたのだ
京都の大学を卒業されたというエピソードがでてきたり、
ニューヨークで悪戦苦闘して、
また新たな世界に出会う様子を
鴨川で読んだ
勝手な親近感と羨ましさ
そして、妙に感慨深かった
わたしはこのままでいいだろうか
ずっと消えない漠然とした不安
私と同じ歳の29歳
じゃあ、私もニューヨークに行けば解決!
って訳じゃなさすぎる
アート、芸術、文学、
繊細なものごとを読み取る力は私にはない
私には無理
そう思っているけど、
本当にそうだろうか?
忙しい日々の中で、
ぼーっとする時間の大切さに気づき始めた今日この頃
まだ成長の余地があるんじゃなかろうか