上の子育児の反省…非認知能力を育てる
こんにちは!京大出身、中学国語教師のゆゆです!
子育てに奮闘中の皆さん、毎日お疲れさまです。
今日は「非認知能力」について、
私の経験をお話したいと思います。
子どもを育てる中で
「うちの子、もっと集中力があれば…」とか
「人前で堂々と話せたら」と思うことはありませんか?
うちの娘や息子の幼児期は…
✅自分でなかなか物事を決められない(流されやすい)
✅飽きっぽい
✅友達とうまく遊べない
✅初めてのことに挑戦したがらない
✅思い通りにいかないとすぐに拗ねてしまう
など、困りごとがたくさんありました。。。
(本当はもっともーーっといっぱいありました。。。
書いたらきりがないので割愛します。。。)
そんな中、「非認知能力」という言葉に出会い、
「これだ!」と思ったことがあります。
そして、「非認知能力」について知ったあと
その視点で自分が教える生徒たちをみると
「確かに非認知能力って集団生活を送る上でめっちゃ大事やし、
なんなら学力の高い子は非認知能力も高い。
逆に学力低い子はほとんど非認知能力が低い子が多い。」
と気づきました。
今日は、私が実際に取り組んできたことや
失敗から学んだことをお話ししつつ、
非認知能力について一緒に考えてみたいと思います。
1. 非認知能力って何?
そもそも「非認知能力」って何??
という方もいらっしゃるかと思います。
学校で教わる「読み書き計算」などの
学力やIQ(知能指数)といった目に見えるスキルは
「認知能力」と呼ばれます。
一方、非認知能力は、
「感情をコントロールする力」や
「やり抜く力」「他人とうまく関わる力」など、
見えにくいけれど人生に大きな影響を与える力です。
例えば、非認知能力が高い子は、
✅失敗してもすぐに気持ちを立て直し、
「次は頑張ろう」と前向きに考えられる。
✅誰とでも仲良くなれる。
✅自分の感情をうまくコントロールし、落ち着いて物事に取り組める。
といったことができる傾向にあります。
こうした力は、子どもが成長していく中でとても大切な土台になります。
2. 非認知能力が低いとどうなる?
もし非認知能力が低いと、どんなことが起きるのでしょうか?
たとえば…
✅挫折しやすい
ちょっと難しいことに直面すると「もう無理!」と投げ出してしまう。
✅友達関係がうまくいかない
自己中心的になりがちで、ケンカが増えたり孤立したりする。
✅感情的になりやすい
テストで悪い点を取ったときやゲームで負けたときに怒りっぽくなる。
非認知能力は、学力だけでは補えない部分です。
だからこそ、親として子どもの
非認知能力を育むサポートが必要なんです。
3. 非認知能力を育む上でのNG行為
私もいろいろと失敗してきたので、
これはやめたほうがいい!と思ったことをいくつか挙げますね。
✅すぐに口を出す、手を出す
子どもが何かに困っているとき、
つい「これ、こうすればいいのに!」と言いたくなりますよね。
これ、特に私は上の子でたくさんやってしまっていました。
親心で、こうすべきだ、ってつい口出ししちゃうんですよね…
でも、それでは子どもが自分で考える力が育ちません。
✅過度にほめる、または叱りすぎる
何でもかんでもほめると、
「ほめられるためだけにやる」という考えが定着してしまいます。
特に「すごい!」とか「えらい!」とかばかりを多用するのはNG!
(お察しの通り、私も忙しいとつい、言ってしまっていました…)
逆に叱りすぎると、子どもが自己否定的になってしまうことも。
「〜はだめ!」と否定する言葉や
「早く!」と急かす言葉、つい言ってしまうんですが、
「そんな食器の洗い方じゃだめ!」とか「早く洗ってよ!」とか
大人でも言われたら嫌ですもんね。。。
✅失敗を責める
「失敗したらダメ!」というプレッシャーをかけると、
チャレンジ精神が失われてしまいます。
これも上の子の話なのですが、
料理をしているときにこぼしてしまったりすると
「あー、だから言ったのに」とつい怒ってしまっていました…
下の子は料理が大好きなのですが、
上の子はそのせいかあまり料理をしたがりません…
これは本当に後悔しています。。。
4. 私が実践したこと
「非認知能力」という概念を知り、
今までの自分の子供に対する態度を反省して
私が取り組んできたのは、小さなことばかりですが、これが意外と効果的でした。
✅子どもの話をよく聞く
子どもが学校であったことや
友達とのケンカについて話してくれたとき、
しっかり目を見て話を聞き、
「そうだったんだね」「嬉しかったね」「嫌だったね」
と共感してあげることを心がけました。
✅選択肢を与える
「今日はお風呂を先にする?それともピアノの練習を先にする?」
といった簡単な選択肢を与えることで、
子ども自身が自分で考えて行動する練習になります。
朝ごはんや、着る服など、時間はかかってしまいますが、
小さなことを積み重ねることが大事だと思います。
✅小さな成功体験を増やす
例えば、料理のお手伝いで「卵を割るだけ」
「サラダを混ぜるだけ」といった簡単な役割を与え、
上手にできたら「ありがとう!助かったよ」と伝える。
これだけでも子どもは達成感を得られます。
先述した通り、下の子はこの手法で料理大好き男子に育ちました!
子供への接し方って本当に大事だな。。。と思った経験です。。。
5. もっとこうすればよかったという反省点
一方で、「こうしておけばよかった」と思うこともあります。
✅親の感情をぶつけない
忙しいときに子どもがぐずると、
ついイライラしてしまいますよね。。。
冷静に対応できるように、もっと自分自身の感情コントロールを意識すればよかったと思います。
✅一貫性を持つ
そのときの気分でルールを変えてしまうことがあり、
子どもが混乱してしまうことも。
ルールは親も守るべきだと痛感しました。
6. まとめ
非認知能力は、子どもの未来を支える大切な力です。
焦らず、子どもの個性を尊重しながら
少しずつ育てていくことが大切だと実感しています。
子どもと一緒に成長できるのが、親としての喜びでもありますよね。
ぜひ、みなさんも日々の子育ての中で
「非認知能力」を意識してみてください。
そして、お互いに頑張りすぎず、
楽しみながら子どもの成長を見守りましょう!