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光を見たもやし。

皆さん、こんばんは。

“こんばんは。

“こんばんは。

知らない誰かに話しかける。

“こんにちは

誰かが話かけてきた。
〈ロボットだったのね。〉

それでも、今日も明日も言葉を発するだろう。

いつか、誰かの声が、私の耳に届きますように。

かかか

週に4日は日常的に詩やら日々の思ったことを書き留めたいと思います。
部屋中にきのこが吊るされていてニヒニヒしています。

内臓。


50半ばの人が言った。
「閉経が来た。子供も三人産んだからよくやった方だと思うの。でも女として終わったんだと思ってね。」
股の間から滴り落ちる血みどろは、女であることの証らしい。
毎月、便器が赤く染まる。
綺麗な水で洗い流されると心に汚れた水が送り込まれてきた。
それをひたすらに啜っている心は綺麗なんだろう。

夫。

「今日はニホンミツバチが巣を作ってたんだよ。すごいよ。」
白いTシャツが今日も喋る。
風が吹くと草の香りと土か微かに舞って、Tシャツを縁取った。

街中をTシャツと歩いた。
「皆白いTシャツの人多いね。」
「そうだね。」
「お利口さんね。」
「なんの話?」
Tシャツは不思議そうな声色で言った。
「だっておとなしいじゃない。人ばっか喋ってるわ。」
2人で大笑いして
なんもないようでなんかある道に歩いて行った。

ぽとぽと歩いて
「にゃん。」
床に突っ伏したら
「にゃん。」
遠くでにゃんと言っている。
トイレに行くのか「にゃん。」

「にゃん、にゃん、にゃん。」
遠くで鳴く、私の娘。
あらどうしたの。
まあ、おやつ?
あげませんよ。
大好きだけど、それは別。




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