中国のダンス映画『熱烈』観賞してきた
中国の映画といえば『少林サッカー』が有名だけど、その他にあまり日本で上映されてないよな~と思い、珍しさもあって『熱烈』を観賞してきました。
今年のパリオリンピックで初めて正式種目として採用された「ブレイキン」をテーマにした映画で、ブレイキンの全国大会を目指すチームの友情を描いた青春映画というコンセプト。
「ブレイキン」ってなんぞや?と思ったのですが、ルーツはブレイクダンス。ブレイクダンスみたいにヘッドスピンのような技がありつつ、音楽に合わせて2チームが技を披露し、対戦形式で競うのが特徴のよう。
1チームあたり10人弱?くらいで、全員でダンスするシーンがあれば、数人がかりでジャンプするアクロバットな技もあれば、個人技で対戦する形式もあって、1試合ごとに審査員がどちらが優れたパフォーマンスだったかを投票する形式のよう。
全体的にはコメディタッチでテンポよく進み、衝突があったり主人公が理不尽な目にあわされたりして山あり谷あり、最後はハッピーになる爽快な映画でした。
主演の王一博(ワン・イーボー)がかっこいいよ
この作品でとくに魅力的だったのが主役のワン・イーボー! きりっとしてて清潔感あるイケメン! スタイルも良い! どのくらいのCG技術が入っているかわからないけど劇中で相当ハードなヘッドスピンとかダンスとかしてて、非常にカッコイイのです。
映画のオフィシャルサイトで経歴を見たら、アイドルグループの方なのね!元々ヒップホップをやっていたりとか、ストリートダンス番組に出演したりとかダンス経験は豊富なよう。
ワン・イーボーの見た目のかっこよさとダンスのかっこよさで相当楽しめました。
見習い記者役の女優さんも満島ひかりちゃんみたいで可愛かったな。
最先端の中国?
中国の文化なのかどうなのかわからないけど面白い描写もちらほら。チェン・シュオの実家が蝋人形館兼レストランだったりとか、ダンスチームの練習場にチームメンバー個人のアー写みたいなものが飾られていたりとか。
TiktokみたいなSNSがあったり、LINEみたいなチャットツールでメッセージとお金の送金を気軽にするシーンがあったり(しかも5万元≒100万円も手軽に送金されてたような…!)、近代的な地下鉄だったりで想像していた中国より数倍先進的な文化でした。
後半のダンスバトルはちょっと寝てしまった
ダンスシーンも見ごたえがあって楽しいのですが、最後のほうのダンスバトルは試合数が多くてちと飽きてしまった。個人的にはダンスバトルあと15分くらい短くても良かったぜ…。
中国に興味でてきた
中国行ったことなかったけど行ってみたくなった…! 今回の映画の舞台とは違うとは思うけど「中国のシリコンバレー」って呼ばれている深センっていうエリアに興味津々。日本の数倍栄えていそう。
あと映画観て思ったのが、中国人と日本人ってめちゃくちゃ似てる…!!!!!
韓国人と日本人のほうが似てると思っていたけどそんなことなかった。これは海外の人が日本人を見てとりあえず「ニーハオ」って言うのも納得。
何も考えずに観られる安心感
ストーリーがわかりやすいから追いやすいし、ダンスシーンは見ごたえがあるし、所々うるっとするところもあるし、ハッピーエンドで安心して見られる! 前情報が何もなくても楽しめる映画でした。とにかく気楽~にゆるっとなんとなく楽しい気分になりたいな~みたいなときにおすすめ。良き映画でした!