“星のかけら”から生まれた私たち
梅雨入り間近で少し蒸し暑く感じれますが、軒下の紫陽花が次々と開花し、目を楽しませてくれます。
皆様、ご機嫌如何でしょうか?
私は近頃、哲学に加えて宇宙に興味津々です。
先日「ボイジャー1号、5ヶ月ぶりに正常にデータ送信」というニュースを見ました。
ボイジャー計画、ご存じですか?
”航海者”と名付けられた無人惑星探査機ボイジャー1号と2号は、太陽系の外惑星を探査するため、1977年にアメリカで打ち上げられました。
異星人へのメッセージとして、地球の音や画像を記録した”ゴールデンレコード”を搭載し飛行しているのが特徴的です。
そこには50カ国以上の言語での挨拶や、地球生命の存在や文化、自然の音や鳥の声、尺八の音なども含まれているそうです。
いつの日かゴールデンレコードが異星人の手に届く日は来るのでしょうか?
現在、ボイジャー1号は、へびつかい座の方向、地球から約243億キロのところを、2号は204億キロ離れたところを飛行中。
想像も及ばぬ距離ですが、既に47年間飛行している彼らの健気さのようなものに、なんだか胸がキュンとします。
川上未映子さん著「夏物語」にもボイジャーが登場しています。
小学生の少年が「つらいときにはボイジャーのことを思いだせ。ボイジャーはずっとひとりで、真っ暗な、光も何もないところをずうっと飛びつづけてるんだぞ」と養父に励まされたという回想シーンが印象的です。
太陽の寿命は約100億年と考えられていて、太陽は今およそ48億歳です。
私も先月53歳になったばかりですので、生涯の折り返し地点...という意味では太陽と同じでしょうか(笑)。
そして、今から10億年ぐらいしたら、太陽の膨張により地球の水は干上がり、全生命体が地球に住めなくなるだろうと言われています。
人間は生き延びるために、他の星に引っ越しするかもしれないし、通りがかった他の星の影響により、地球自体が移動するかもしれないなど、様々なシミュレーションがなされています。
そもそも宇宙は138億年前にビッグバンによって誕生し、私たち人類は、そこから気が遠くなるような時間を経て、ガスや塵が元となって進化し、そして誕生しました。
つまりは、私たち人間は”星のかけら”から生まれたのです。
未知なる宇宙の広大無辺さに圧倒されながらも、そこから人間が誕生し、私たちが今ここに存在しているという奇跡に、なんだかうっとりしてしまいます。
ちなみに、出口治明さん著「哲学と宗教全史」には、発展した自然科学と、宗教や哲学の必要性の如何が述べられていて面白いです。
哲学や宇宙が与えてくれる様々な感動を quirk of Fate の創作で表現できたらいいなぁと、胸をふくらませながら考えているところです。
皆様どうぞ良い週末をお過ごし下さいませ♪
* quirk of Fate からのお知らせ *
既にWeb shopでもアナウンスしております通り、近々価格変更させて頂きます。
青山にありますジュエリーのセレクトショップAme blanche(アーム ブランシュ)さんにてお取り扱い商品も同様でございます。
気になっているお品がございましたらご検討くださいませ♪
Ame blanche
ご理解ご検討の程よろしくお願いいたします。