純粋無垢に美に浸って過ごす時間…石崎光瑶展を観てきました!
世は選挙結果で混迷を深めてますが、一票を投じた後はただ静観するのみ…
個人的には明日が健康診断なので、絶食タイムに入ってストイック?に読書しては改稿への活力を蓄えています。
今改稿中の作品にも藩絵師、絵師見習いが登場しますし、次作も絵師を主人公として予定しているので、美術展巡りは欠かせません。
先日は、京都文化博物館で石崎光瑶展を観てきました!
石崎光瑶は富山に生まれ、大正から昭和初めにかけて活躍した日本画家です。はじめ金沢で琳派の山本光一に師事し、のちに京都の竹内栖鳳の門に入りました。文展、帝展に出品して入選しながら、剣岳登頂やヒマラヤ登山など登山家としても活躍。その後は京都市立絵画専門学校の教員を務めて後進の育成に努めたとのこと。
その作品は、写実にもとづく鮮やかで装飾的な花鳥画が主でした…
と綴りながらも私、この画家が伊藤若冲を尊敬していたこと以外、よく知らないままの鑑賞でした。
それがかえってよかったのか、とにかくその大胆な構図、鮮やかな色彩に魅入られて、感動で胸一杯、陶酔の吐息をつきながら見入ってました!
絵画鑑賞には、すでに蓄えた豊富な知識があってそれを確かめながら理解を深めて観る愉しみもあるけれど、
無心に絵の迫力、色調の美しさ、細部の精緻な表現に圧倒されながら感じるままに観る悦びもあります。
後者の方が、本質的な美を満喫できるところがあるかな。
本能的で純粋無垢な鑑賞ともいえます。
溢れる美に充たされて、現実世界から遊離して絵画の中へ入り込むほどに陶酔できる絵と出会えることは、そんなにあることではないのです。
今回はそんな時間を満喫できました!
実物を観てもらいたいので、あえて写真は控えております。11月10日まで開催されてます。
観に行かれる方はお急ぎくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆
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