晩酌スタイルいろいろ🍶手にしたくなる江戸からつながる酒器
この夏を振り返るには、あまりに残暑の熱が激しすぎますが。
真夏の晩酌スタイルから、江戸の酒器についてのお話です。
タイトル写真は、帰省の際の新幹線での晩酌タイム!
今回はまだ夕方でしたが、帰省に向けて気分を高めるというかスイッチを切り替えるというか、いつも午前中の移動でなければ、飲んでしまいます。
飲むといっても4パーセントの缶酎ハイ1本ですから、2時間半の間に酔って醒めてすっきりです。
この限定出荷の秋ぶどうチューハイは甘すぎず爽やかな口当たりで、あっという間に飲み干しました~。このシリーズは秋りんごと秋梨もありますので、全部試したくなります!
美術展鑑賞後に、これまた早めの晩酌タイムに突入することもあります。
展示リストを眺めて魂震えた絵画や作品を脳内再生したり、ミュージアムショップで手に入れたグッズ、文房具やアクセサリーだったりを取り出して撫でてみたり。なぜか美術展後はハイボールを飲むことが多いです。
ウィスキー濃いめの本格派もいいし、フルーティーで甘めも捨てがたい。
週末だから、とそれだけでも飲む理由になります。理由なんていらない、飲みたいから飲むでいいんです。ただ、私は月曜には飲まないし、毎日は飲まないですね。人生と同じ、ストイックな時と緩んで休む時、めりはりをつけたい派です。
本当はどんなに浮かれても疲れても酔っていても、最低毎日◯枚は書くと決めて必死で取り組むべきだと思います、はい……飲んだら書かないことが多いです……
さて江戸の酒器です。
酒を運ぶ器として、柳樽、角樽、指樽、というものがあります。
柳樽は柳の木とは関係なく、京の名物酒屋であった「柳の酒屋」が配達用に造った柄の付いた小型の樽だったのでそう名づけられました。
角樽(つのだる)は容量一升から三升くらい、把手を角のように大きくつくり、朱や黒漆などで塗った樽で、現代でも結婚式や祭礼のご祝儀時に使ったり飾ったりします。
指樽(さしだる)は「箱にさしたる酒器なり。足利比よりこれありて結樽とともに並び用ひしなり」と近世風俗史(5)にあります。四角い箱という珍しい酒器だったようです。
私が最も心惹かれるのは、燗鍋とちろりです。
酒を温める専用の鍋として「燗鍋」が登場するのは井原西鶴が活躍した頃で、西鶴の浮世草子にもでてきます。燗鍋は酒を温めるだけでなく、酒屋から酒を運ぶ器にも用いられたようです。
ちろりは銅や錫製で、京阪で使われた酒器でタンポとも呼ばれます。把手のついた筒形銅製の器を、薬罐または銅壺に入れて湯煎して燗をします。居酒屋では燗酒を直接茶碗などに注いで飲んだようです。
現在でもおでん屋などで使われているそうですが、私はまだ見たことがありません。
囲炉裏端や長火鉢の傍でちろりで燗をつけたお酒を飲んだら、もう気分は江戸です❗️近く体験してみるつもりです。
こちらは我が家のささやかな酒器コレクション。これから増やしていきますよー
最後まで読んでいただき、ありがとうございます☆
マイnoteでは、③ 現代に流れ込む江戸 でごさいます!