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宵えびすに行ってきました!

今日は初めての朝の投稿になります!
いつも夜10時過ぎてから投稿していて夜型になっていたのですが、どうも朝起きる時間がずれ込んで遅くなりがちです。
これはよくないと一念発起、最強寒波到来の朝、いつもより30分ですが早く起きました!

昨日は大阪・池田市にある呉服神社(ごふく、でなく、くれはと読みます)の宵えびすにお参りしてきました。
摂津池田の町は、円山応挙と並んで江戸時代の京絵師界、円山四条派を率いた呉春と縁の深い町です。
呉春という銘酒が造られていることでも、日本酒好きの方々には知られています。

呉春についての小説短編を2編、書きましたので、私にとって深い思いを寄せる町です。阪急電鉄の駅近く、高架沿いから参道が続く呉服神社は小説にも登場させました。いずれこの小説は、アルファポリスで公開したいと構想中です。

境内は中規模の公園くらいの規模ですが、お祭りでもさほど混み合うことなくお参りできます。末社が3社ほどあって、江戸の名残が感じられる懐かしい情緒を味わえます。

ここで江戸の端唄をご紹介。

〽 十日ゑびすの売物は  はぜぶくろにとりばち
  ぜにがます 小ばんにかねばこ たてゑぼし
  ゆでばす さいづち たばねのし 
  笹をかたげて 千鳥あし

江戸端唄集 岩波文庫 

”はぜぶくろ”、からは十日戎の境内で売られる福笹に付ける縁起物を唄っています。

はぜぶくろ…砂金を入れる袋
とりばち…金銭を小分けする木皿 戎さんでは赤紙で作る。
ぜにがます…銭を蓄えるかます(藁で作った袋)
たてゑぼし…最上級の烏帽子
ゆでばす…水煮にした蓮根のこと。江戸末期から「いれます」お金を升に入れるの意に唄い替えられる。
さいづち…木槌

この唄を見つけて声に出しているうちに、江戸時代の祭りの様子が目に浮かんできて、執筆のイメージが膨らみました。

私も縁起物の福箕を買って帰りました。
縁起物を買うと、金の烏帽子を被って赤い袴を履いた愛らしい巫女さんが鈴を頭上で振って、今年の福を祈願してくれます。
初めて、その涼やかな鈴の音を聞きながら巫女さんの前に佇んだ時には、不意に涙が浮かびました。心が清められる瞬間なのです。

今日が十日戎、明後日は残り福、お祭りはこれからです。
物書き稼業も商売の一種、売文業とでも言いますか。
”商売繁盛、笹持ってこい” 
今日も、張り切って書いていきます!

今日も読んでいただき、ありがとうございました☆





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