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6🌱ラブレターを書きたがる

私はどうもラブレターを書きたい人らしい。勿論読んでもらうために。
だが、まず動機も様子も変なのだ。

「この人と親密になりたい」
だから
「付き合ってください」
それを伝えるために書いて渡すのが通常だろう。

それが私は違う。なぜなら好きになってはいけない、というか なるはずもない、または最初から付き合えない(一定以上 親密になれない)人を好きになりがちだからだ。
〔たまに通常の時もある〕
………あぁ、言っちゃった。

出会った時からふたりの関係性や諸々で それ以上進めないのを知っているのに、気付いた時には既に好きなのだ。

いいオトナになって…と思うが昔からそうなんですょ。
何故そういう相手ばかり好きになりがちなのか 考えてみた。
というか ホントは知っている。

それは自分の価値が低いと刷り込みがあるから、いわゆる自己肯定感が低いので目線にあった人を好きになれないことが多いからだと思う。

歪んでいるな、と嫌というほど知っている。
でも、自分の欲を暴走させるといったそんな勇気はない。
相手の大事なナニカを壊そう とかいう気持ちはない。

で、結局 なんとなく楽しい時間を過ごし、好きの気持ちが膨大になり、苦しくて仕方なくなる。あー、しんどいって。

そこで どうしようもなくなって
ケジメをつけようとする。
自分の気持ちに。
相手は大抵 私の「好き」を知らない。
それらしいことはあった場合でも。

そこで、ラブレターの登場です。
丁寧に想いを書く。あまり長くならないように。
そして最後に「ありがとう」と書く。

渡す時は必ず面と向かって手渡す。
【↑ここ 重要】
その場で読んでもらう。
読み終わったら出来ればその手紙を返してもらう。
帰ってからそのラブレターを捨てる。

これで、終わり。
全部終わり。
そりゃあ 気持ちはいっとき引き摺るけれど。

今までそれをして「イタい奴だな」という反応をされたことはない……気がする。

実際はだいぶイタい、そして自己満足でしかない行動。
相手にとって私は ただ都合のいい人だったかもしれない。

ここまで書いて情けないなと改めて思う。
でもたぶん それしかやり方が分からない。

ポップなタイトルを付けておいて なんかすみません。
今、頭の中で
🎵私は泣いたことがない~明かりの消えたナントカ………が、鳴ってます。

おしまい。

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