
すろうにんのスロー・リーディング[1] 大原櫻子 演劇報告書(2025年読了本1冊目/読み始め:1月1日/読了:1月10日)
すろうにんのスロー・リーディング
私は遅読である。おまけに読了本の感想がすごく長文になってしまって投稿するまでに時間がかかる。それでそんな自分を揶揄してユーザーネームをすろうにんとした。私は時代劇や歴史ものの小説も昔から好きなので、スローから素浪人という言葉を連想して、すろうにんに決めたのだ。また、スロー・リーディングは平野啓一郎さんの『本の読み方 スロー・リーディングの実践』から拝借した。この本の場合、スロー・リーディングは遅読というよりゆっくり読むというニュアンスなのだろうが、遅読とも訳せるだろう。つまり、2025年の本を読んで思い浮かんだことを書いていく(書評や読書レビューのような専門家的な書き方は私の能力では無理なので、本を読んでいて頭をよぎった思いや考えを書いていく)文章のタイトル「すろうにんのスロー・リーディング」の意味は「何でも遅い人間の遅読」という意味で名づけた。
ミス・サイゴン
さて、『大原櫻子 演劇報告書』を読み始めると、大原櫻子さんが出演予定だった2020年5月-6月の『ミス・サイゴン』がコロナで全公演中止になった話が出てきた。私はかつて本田美奈子さんのファンだった。『ミス・サイゴン』といえば本田美奈子さんが1992年-1993年(日本初演)の公演の時にキム役で出演していた。そしてあの事故が思い出される。舞台装置の滑車に右足を轢かれたのだ。それでも一幕が終わるまでは演じ続けたという。靴の中は血の海で、足の指4本を骨折、19針を縫う大怪我だったという。
私は大原櫻子さんを観ていると時々本田美奈子さん的側面を見出すことがあるのだ。2024年9月29日のZepp Hanedaのライブ「ハイッ!10ション!」でも「頑張ったっていいんじゃない」のロングトーンの凄い長さに本田美奈子さんの「つばさ」のロングトーンを思い出した(本田美奈子さんの方がもっと長い)。それからというものSpotifyのお気に入りに思い出深い曲である「つばさ」を追加してよく聴くようになった。
『ミス・サイゴン』は次回公演は2026年から2027年にかけて行われる。2022年7月-8月の時は大原櫻子さんは別の舞台が決まっていたため出演しなかったが、次回公演は出演するのだろうか。これからオーディションが始まるという。ぜひ大原櫻子さんが演じる『ミス・サイゴン』を観たい。
『高校入試』
大原櫻子さんがドラマ『高校入試』に出演していたというので、早速DMM宅配レンタルの月額リストに『高校入試シナリオコンプリート』の1〜5を追加した。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』との前後関係を調べていたら、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のサイドストーリーをテレビで放送していたことを知った。また、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』が韓国でリメイクされていることも知った。まだまだ観なければならない大原櫻子さん関係の作品があるなぁ、と思った。
BoAさん
私が大原櫻子さんのファンになったきっかけはラジオで初めて大原櫻子さんの歌声を聴いた時に、BoAさんの歌声というか歌い方なのだろうか、とにかくBoAさんに何か似ていると思ったのをきっかけにしてファンになっていったのだ。私はBoAさんのデビュー当時、BoAさんのファンだった。のちのち大人気歌手になっていくと、ちょっと気持ちが冷めた感があった。去年、『The 超人バトル』で大原櫻子さんがBoAさんの「VALENTI」を歌ったというのを知って凄いなぁ、観たいなぁ、と思ったのに、期限のあった見逃し配信を観そびれてしまった。その後、いろいろ検索したら、大原櫻子さんが人前で初めてJ-POPを歌ったのがBoAさんの曲だと知って、また驚いた。その話が『大原櫻子 演劇報告書』に出てきた。母親の誕生日プレゼントとして「Every Heart―ミンナノキモチ―」歌ったというのは知らなかった。
ハロプロのオーディション
私は中澤裕子さんの「カラスの女房」のCMで中澤裕子さんに関心を持ち、中澤裕子さんがモーニング娘。の1人だと知って『ASAYAN』を観始め、モーニング娘。の第4期オーディションの段階から石川梨華さんのファンになった。そのモーニング娘。の所属するハロー!プロジェクトのハロー!プロジェクト・キッズ オーディションを大原櫻子さんが受けていたというのは意外だった。私がこれまでファンになった人たちはけっこうハロー!プロジェクトのオーディション、特にモーニング娘。のオーディションを受けていたりする。
W小橋
プロジェクションマッピングの話が出てきたが、プロジェクションマッピングというと小橋賢児さんを連想する。小橋めぐみさんと同時期に出てきた俳優で、当時私はW浅野にあやかってW小橋と言っていた。小橋賢児さんは今やクリエイティブディレクターとして大活躍している。
『アニー』と『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ 』
『大原櫻子演劇報告書』を読む前からライブのMCやテレビ東京の音楽番組『アーティストヴォイス』で、女優になりたいと思ったきっかけは『アニー』と『ハイド・アンド・シーク』を観たことだと聞いていたので、この2作品はDVDで観た。『アニー』は図書館で借りた。1982年版と1999年版と2014年版があり、大原櫻子さんが子供の時観たとしたら1982年版か1999年版だろう、『アニー』といえば1982年版のアイリーン・クインさんの方だろうと思って1982年版を借りた。子役オーディションの厳しさで有名な『アニー』を大原櫻子さんの話がきっかけで初めて観た。『大原櫻子 演劇報告書』のよると、大原櫻子さんは1982年版と1999年版の両方とも観たという。『ハイド・アンド・シーク』はツタヤの店舗で借りた。私もダコタ・ファニングさんのファンだが、ダコタ・ファニングさんの凄さを再認識した。
青葉市子さん
私はSpotifyで青葉市子さんを知って「Lullaby」をお気に入りに追加しているのだが、その青葉市子さんの名前が出てきた。
大原櫻子に関するあれこれ
『わたしは真悟』での身体表現で真悟やしずか(大原櫻子)を持ち上げる演出の話が出てきたが、ミュージカル『この世界の片隅に』でも大原櫻子が仰向けで横になった状態で何人かの男性に持ち上げられていた。
東京モノレールが出てきたが大原櫻子のライブを観にZepp Hanedaに行った時に初めて東京モノレールに乗った。
シアタークリエが出てきたが、去年の2月、大原櫻子さんがゲスト出演した海宝直人さんのコンサートを観たのがシアタークリエだった。あとで知ったが、このシアタークリエは女性客を対象にしているらしい。
松岡和子さん
私がシェイクスピアを読む時のお気に入りの訳者は松岡和子さんである。『大原櫻子 演劇報告書』にも松岡和子さんの名前が出てきた。
大原櫻子のお姉さん
2025年1月10日は大原櫻子さんの誕生日である。ファンクラブでも誕生日メールを募集していたのでお祝いのコメントを送ろうと思っていたのにファンクラブ(私は〈さくらぶ〉と〈さくもば〉のW会員だ)のサイトにはコメントの送り方がなぜか表示されずコメントを送れなかったこともあり、Xでお祝いのコメントとともに、1月2日に大原櫻子が出演している『犬部!』を観たり、1月10日に『大原櫻子演劇報告書』を読了したことなどをポストしたら、『大原櫻子 演劇報告書』を出版している出版社の小鳥遊書房の二人、大原櫻子さんのお姉さんの笑和笑女こと林田こずえさんと高梨治さんからいいねをもらった。また、林田こずえさんと高梨治さんはリポストまでしてくれた。それ以前から大原櫻子さんのお姉さんということもあるが、投稿がわりとおもしろい内容なので、林田こずえさんの投稿にけっこういいねをしていた。まさか大原櫻子さんのお姉さんにいいねをもらい、リポストまでしてもらえるなんてこんなうれしいことはない。もともとSNSの使い方が全くの音痴だった私がSNSを活用してみようと思ったのは、堂場瞬一さんや小橋めぐみさんにリポストしてもらいたい、と思ったのがきっかけだったのだ。リポストをしてもらうという夢が違った形で実現したとも言える。また、私も観に行った舞台『桜の園』の天海祐希さんが陸奥亮子に似ているという林田こずえさんの投稿に思わず返信を送ったところ、何と今度は林田こずえさんから返信が来た。去年22回観に行った今一番の推しである大原櫻子さんのお姉さんとXでやりとりができるなんて、何か不思議な感覚である。林田こずえさんのサイトを開いてスクロールしていると、小鳥遊書房から出版されている久生十蘭(以前から読んでみたいと思っていた作家)の本が紹介されていたので、いいねして、いつか手に入れたいと返信し、林田こずえさんをフォローした。あとでまた、久生十蘭などの本の紹介に返信したことに林田こずえさんからまた返信が来た。何か小鳥遊書房の本は読んでみたい魅力的な本が多い。小鳥遊書房の本を読むという読書シリーズを設けようかなと思わせる。ちなみに小鳥遊はたかなしと読む。私は森博嗣の小説の登場人物である小鳥遊練無(たかなしねりな)で小鳥遊の読み方を知って、この名前を気に入っていたので、小鳥遊書房という出版社名には親しみを感じる。
冒頭の画像
冒頭の画像のアップロードは使い勝手が悪い。写真に撮ってもうまく枠にはまらない。読んだ本を写真に撮っても、本の表紙がはみ出してしまう。枠に入るよう表紙を小さく撮り直そうかとも思ったが、表紙を写真に撮るのはけっこう大変なので、Amazonのサイトから表紙をアップロードした。やはりだいぶはみ出してしまうので、表紙の部分的な画像で我慢するしかなかった。その点、Xにもこの本を読了したことをポストしたが、そちらはちゃんとアップロードできた。
読書メモ
私は読書をしていて気になった事柄、人名、言葉などがあると、TimeStampアプリにメモして、それを元にこの文章を書いている。メモのすべてを文章にしようと思ったら、膨大な文字数になってしまう。まだ書いていないメモはいくつかあるが、すでに4000字、400字詰め原稿用紙で言えば原稿用紙10枚分に達してしまっているので、とりあえずこれで一区切りつけようと思う。もしかしたら、あとで加筆することもあるかもしれないが。