自分の現状の把握の仕方
自らの音楽を自分で評価する事は
困難なことに感じる。
自分で演奏し
自分で作曲し
できたものを自らで
試行錯誤して
よりよりものにしていく
流れは必要かつ自然発生的なことだが
この流れは危険である気がする。
なぜなら独りよがりの評価に陥り
努力の方向性や
自分の音楽の欠点や良い所でさえ
見つけられず
中長期間 音楽的能力の向上に
繋がらない恐れがある。
周りにもそういう人たちが
割と多くいる気がする。
自らの音楽を評価する場合
友人 知人の評価は
求める気持ちは理解できるが
必要ないのかもしれないし
むしろ向上の妨げになる危険を孕む
友人 知人の多くは評価に気を使い
現実を突きつけない場合が大半に感じる。
自己分析は現実より
過大もしくは過少評価になりやすい
知人の感想はそこに人間関係の利害があり
気を使ってしまい
現実の評価を得られない事が多い
なので 音楽的に現状把握は
別の方法をとった方が良い。
例えばネットにアップロードして
不特定多数の人が聴ける状態にする。
その結果
視聴数や再生数が伸びない場合
音楽として人に訴求する力は
弱いということになるだろう。
知らない人に響くのか
その点をきちんと確認できないと
危険な状態に陥る可能性が高い
それはいつまでも
向上しない状態のことだ。
その点から考えても
対面で本当に評価してくれる人は
少なく。
もはや どうでしたか?と対面で聴く事さえ
必要ないのかもしれない。
本当に音楽が刺さっている人は
あちらから感想を本人に伝えてくれるはずだ。
それがない場合は
感想としてまったく刺さらなかった
ということだろう。
結果として
音楽的な向上を考えたときに
感想を求めたり評価を求めたりすること
自体が必要でないどころか
もしかしたら回避するべきことなのかも知れない
承認欲求から
私の音楽はどうでしたか?
と聞いてしまうことは
結局はお世辞を返され
音楽的現実とはかけ離れた
甘い嘘を出され
それに溺れてしまう恐れがある