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ダンディなミュージシャン

私はダンディなミュージシャンを目指している。
ダンディとは趣味を重視し、無頓着を装って
自らに陶酔する精神である。


例1

ダンディなミュージシャンは
間違えた音を弾いても、テンションだという
Cコードである場面でE♭音を弾き
それは間違えだと指摘されても、
余裕ある態度で、

「可能性を求めて♯9弾いてしまったよ」

という。

例2

ダンディなミュージシャンは演奏中
どこを弾けば良いのかわからなくなり
いわゆるロスト状態に陥ったときはこうする。

KEYのレをロングトーンで弾き
自己陶酔する。
(レはダイアトニックコード進行なら事故率低下する)

例3

ダンディなミュージシャンは
セッションで決まった曲が知らない曲でも
譜面すら要求しない。
何のコード弾いてるのかなぁと
探りもしない。
ソロの番が回ってきたら、
ペンタで音数の少ない
事故らないフレーズを弾き
曲が終わったら感謝を述べ席に着く。

例4

ダンディなミュージシャンは
チューナーを忘れても電話の待ち受け音が
Aの音であることを頼りに、さらっとペグを回し
チューニングを終える。


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