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こんなに楽しい日々はこれが最後かもしれない

健康診断の結果、
『両乳管拡張』で要精密検査でした。

乳腺外来を受診。

マンモとエコーをしてもらいました。

スタッフは全員女性。

全員めちゃくちゃ優しい✨


ここ数年、乳房エコーに時間がかかるんです。
石灰化って言われた年もありました。

けど今日は、その次元超えてました。
もう30分くらい、乳頭の周りを
プローべが行ったり来たり。

これは、もう。
癌でしょう。

ため息が出ました。
でもまぁ、
43歳。
好きな人と結婚して、
子どもを2人産めて、
今、死ねば、
親も夫も介護しなくていいのか。楽だな。
お先に失礼しまーす、だな。
高齢の患者さんはよく
「早く亡くなった旦那のとこ行きたい。」
って言ってたし、
死ねないのもしんどいんかな。

そんなことを考えてました。



「どうですか?おかしいですか?」って
聞きたい気持ちはもちろんあるけど、
エコーの技師さんを困らせてしまう気がして、
一言も発せず。
きっと、
いろいろ聞いてくる人もいるのだろうなぁ。
私は、静かすぎて、
逆に怖い患者なのかななどと考える。

エコーが終わり待合室で、
X(旧Twitter)を開く。
「乳房エコー 時間かかる」
と検索。

私と同じような経験をした方の
たくさんの投稿に励まされました。

診察室に呼ばれて結果を聞きました。
乳管がストローのように
くっきりとした円形であれば正常。
しかし、私は、その円がやや
くっきりさに欠けるとのこと。
それだけ見ると、癌が疑わしいのだが、
右乳房、左乳房、
どちらも全く同じ所見。
左右同じように癌になるというのは考えにくく、
左右同じように老化しているという方が
自然な考え。

「ですが、念のため、注射器につけた針を刺して細胞をとって検査に回しますね。
横になって下さい。
麻酔しないで刺すので、頑張って下さい。」
先生、かわいい顔してすごいことおっしゃる😭

でも、私は、
感情を顔に出せないタイプなので、
戸惑いを見せずに「はい!」と言って
横になりました。

結局、穿刺は、
予防注射よりも痛くなかったです✨

そこから、結果が出るまでの2週間。

かわいい先生が
「すみません、やっぱり悪性でした。」と
発言するのを想像してしまい、
何をするにも
「こんなに楽しい日々は
これが最後かもしれない」と
考えてしまいました。

4月から週一の仕事を頼まれて、
引き受けましたが、
癌の治療が始まったら続けられるかなと
不安にもなりました。

娘と歯科の帰りにショッピングをして、
寝る時に、
「お母さん、今日は、すっごく楽しかったね」
と言われて、
思わず涙が出そうにもなりました。

当たり前に過ごす毎日が、
当たり前ではないと気づきました。

そして、
友人が闘病中に書いたSNSを読んで、
励まされました。






「病気になっても、
 病人にならないこと」

病気になったとしても、

それが、自分のすべて
じゃない。

それで、人生が終わる
わけでもない、

けれども、多くのひとが、
そのワナにはまる。

「なぜ、こんな病気に
 なったのだろう」と悩み、

こたえの出ない問いのために、
悶々としてしまう。

「私ばかり…。不公平だ」と、

人と比較して、勝手に
自分を悲劇の主人公にする。

「この先どうなるのだろう」と、

予言者でもないのに、未来の
ことを、思いめぐらす。


それを考えることで、
元気が出るか。
勇気が湧くか。

たぶん、そうはならないだろう。

人生、何もかも順風満帆なんて
ひとは、存在しない。

ハンデがあっても、
活躍できる。
生きたいように生きれる。

くよくよしている時間を、すべて、

「いまの自分に何ができるか」

に注ぎこめばいい。

「病気」だけじゃない。

借金
差別
人間関係

でも、どんなことも、それが、
自分のすべてじゃない。

その自分がどう向き合い、どう
対応していくか、だけ。

そして、結果は、
「良性」でした✨

癌かも、という体験をしただけで、
余命が決まったように感じたし、
「生きてるだけでまるもうけ」を実感した。

がん宣告や
余命宣告された方は、
健康な人より、
濃い時間を過ごされているのだろうと
想像しました。

LDLコレステロールも高いことですし、
健康的な生活に見直しをしよう。

・青魚を食べよう
・大豆を食べよう
・歩こう
・筋トレしよう


🎎


お雛様を出さなきゃ
時間がない
出さなきゃ
疲れてる
出さなきゃ
あー、本当に面倒くさいな

やっと!!立ち上がりました!!
私、エラい。

子どもが小さい頃は、
子どもも喜ぶので、
飾り甲斐がありました。
中学生にもなると、
あまり見てくれないので、
飾る意味ある?って憂鬱さが増して
Googleさんに相談したら
「雛人形を飾ることは厄祓い」
と、バッサリ言われたので
背筋が伸びました。

あけた瞬間、
「またこの状態に戻せるのだろうか」
という不安に襲われる。
箱たちからのプレッシャー。
出せば愛おしい。
おかげさまで、この一年も
元気に過ごせました。

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