
内定までの5ヶ月間、僕が実践した『五大商社就活の最短ルート』
こんにちは!
このnoteでは、僕が「特別なスキル」も「華々しい経歴」もないのに、なぜか “最難関” と呼ばれる五大商社の選考を突破できたのか。そのリアルな軌跡をお話しようと思います。
✅ 「英語力ゼロ」
✅ 「海外経験なし」
✅ 「長期インターン未経験」
✅ 「サークル活動は普通のメンバー」
こんな僕が、 五大商社2社に内定、3社のインターンに参加 するまでに、何を考え、どんな戦略をとったのか。
「自分には何も武器がない…」と思っている
「華々しいインターン経験や英語力を持った人には勝てない…」と悩んでいる
そんなあなたにぜひ読んでもらいたい内容です。
ちょっと長めですが、その分かなり詳細に書きましたので、ぜひゆっくりお付き合いください。
1. 就活スタート:自信ゼロの学生時代
「五大商社なんて、そもそも自分が受ける資格あるのか?」
――就活を始めたばかりの僕は、とにかく不安しかなかった。
✅ 英語は得意じゃない。TOEICを受けたこともない。
✅ 留学経験もなし。海外なんて家族旅行で行ったくらい。
✅ 長期インターンも未経験。ガクチカで語れるのはサークル活動だけ。
✅ サークルもリーダーでもなく、運営側でもない。ただの「普通のメンバー」。
周りを見渡すと、五大商社を目指している就活生は、みんな何かしらの"武器"を持っていた。
👤 「俺、TOEIC 900超えたんだよね」(英語無双)
👤 「この前の投資銀行インターン、結構学びになった」(就活エリート)
👤 「留学でアフリカ行ってきた!」(グローバル人材)
一方で、僕の就活状況はというと……
👤 「いや、普通の大学生活送ってましたけど……?」
まさに "スペック弱者" 。
五大商社の内定者を見ると、「TOEIC900以上」「体育会」「海外経験」「長期インターン」 といった、いわゆる「就活スペック」持ちばかりだった。
ネットで検索しても、
📢 「五大商社のESを通過するには、最低でもTOEIC800は欲しい」
📢 「体育会じゃないと内定は厳しい」
📢 「留学経験はほぼ必須。グローバル視点がないと戦えない」
そんな情報が溢れていた。
「英語できないし、体育会でもないし、留学もしてない。じゃあもう詰んでるじゃん……。」
そう思った僕は、商社なんて高望みせず、もっと"自分に合った"企業を探した方がいいのかもしれない…… そう考えるようになっていた。
2. 転機は“サークル活動”の再解釈だった
「やっぱりサークル活動の話なんか、商社の選考じゃ通用しないのか?」
ESはことごとく落ち、面接でもまるで手応えを感じない。
周りは華々しい経験を語り、次々と内定を獲得していく。
「TOEIC900」「海外留学」「長期インターン」
そんな武器を持っていない自分が、果たして五大商社に挑む意味があるのか。
正直、諦めかけていた。
普通のサークル活動が、選考通過の鍵になる?
五大商社の選考を受けていると、周りの就活生たちは口をそろえてこう言っていた。
「体育会経験がないと商社は厳しい」
「リーダー経験がなければアピールできない」
「ガクチカはインターンや留学が最強」
僕は最初、そんな言葉を鵜呑みにしていた。
確かに、商社で活躍する人は、リーダーシップがあり、粘り強く、海外で戦えるタフさを持っていることが求められる。
「じゃあ、自分のサークル経験は何の価値もないのか?」
そう思い込んでいた僕は、面接での受け答えもどこか自信がなくなっていた。
「サークル活動では、後輩指導をしていました」
「イベント運営に携わり、チームで協力しました」
「新歓イベントの参加者を増やすため、SNSを活用しました」
どれも事実だけど、まるで教科書のような説明になっていた。
面接官の反応は、「ふーん、それで?」と、あまり興味を持たれないまま、面接が終わってしまうことが多かった。
“サークル”をなぜガクチカで使い続けたのか?
「やっぱりサークル活動の話なんか、商社の選考じゃ通用しないんじゃないか?」
何度もそう思いながらも、僕はサークル活動をガクチカとして使い続けていた。
なぜなら、これ以上語れることがなかったからだ。
体育会の実績もない。
起業経験もない。
長期インターンもしていない。
就活のために新しい活動を始める余裕もなかった。
「ないものねだりをしても仕方ない」
そう思い、自分の経験を最大限に活かす方法を模索することにした。
“サークル活動は弱い”ではなく、“語り方が弱い”だけだった
転機となったのは、ある先輩の言葉だった。
「お前さ、ESや面接で 'ただの活動報告' してない?」
「企業が知りたいのは、 '何をしたか' じゃなくて、 'なぜそれをしたのか、どう考えたのか' だよ。」
この言葉を聞いたとき、ハッとした。
「そもそも、俺は '語り方' が間違っていたんじゃないか?」
"ただの活動報告" では面接官の心は動かない
僕は、それまで面接でこんなふうに話していた。
「私はサークルでイベント運営を頑張りました。」
「チームワークを学びました。」
「後輩指導に力を入れました。」
どれも事実ではある。
でも、これを聞いた面接官はこう思うだろう。
「で?それが何か?」
これでは、他の就活生と何も差別化できていない。
そもそも、五大商社の面接官は数多くの学生と面接をする。
当たり前の活動報告では、まったく印象に残らないのだ。
“普通のサークル経験”を“唯一無二のエピソード”に変える方法
「サークル活動の経験を、どうすれば商社に響く話にできるのか?」
悩み抜いた末に、僕がたどり着いたのは、視点を変えることだった。
ただのサークル活動ではなく、商社の仕事と結びつける視点を持つこと。
僕のガクチカを「ストーリー」に書き換えてみた
旧バージョン(面接官の記憶に残らない話)
「私はサークルでイベントの企画を担当しました。」
「先輩や後輩と協力しながら、運営をしました。」
「参加者を増やすために、SNSを活用しました。」
面接官:「ふーん。」
新バージョン(面接官の心を動かす話)
「私は、消えかけていたサークルの '文化' を取り戻すために動きました。」
「かつては100人以上が参加するイベントが、僕が入る頃には20人しか集まらなくなっていた。」
「先輩からは '今のままじゃもう存続も厳しいかもな' と言われた。」
「そこで、僕は 'もう一度、全員が熱狂できる場を作りたい' と思った。」
「一人ひとりの声を聞きながら、イベントのコンセプトを再構築し、運営体制も見直した。」
「その結果、参加者は前年の2倍となり、サークルの雰囲気も変わった。」
面接官:「えっ、それどうやって実現したの?」
この違いは何か?
→ 「事実を伝える」から 「ストーリーを語る」 に変えたこと。
"普通の経験" を "五大商社が求める人材像" に結びつける
商社が求めるのは、「何もないところから価値を生み出す人材」。
だからこそ、サークルの話も、単なる活動報告ではなく「新しい価値を生み出した経験」に変えるべきだった。
「衰退しかけたイベントを復活させた」 → ゼロから価値を生み出す力
「後輩を巻き込んでチームを作った」 → 人を動かすリーダーシップ
「運営を見直し、参加者を増やした」 → 商社のビジネスと同じ発想
「どんな経験でも、語り方次第で武器になる」
もし「自分には大した経験がない」と思っている人がいるなら、伝えたい。
「大事なのは、経験そのものではなく、そこから何を学び、どう成長したか。」
就活は、"スペック" で戦うものではない。
"自分のストーリー" をどう語るかで、結果は大きく変わる。
3. 面接は“答え合わせ”ではなく“キャラ見せ”
「面接では模範解答を覚えればいい」
そう思っていた僕は、最初の面接で大きな壁にぶつかった。
ESが通過し始めても、面接で手応えを感じない。
面接官の反応はどこか冷たく、話をしていても途中で切り上げられることが多かった。
「しっかり準備してきたはずなのに、なぜか受からない…」
「どこが悪いのか分からないまま、次の面接が来る…」
「結局、最後まで面接官の心を動かせなかった…」
「もっと答えを暗記して、面接対策を完璧にすれば受かるんじゃないか?」
そう思って、必死に模範解答を作り込んでいた。
しかし、それが最大の間違いだった。
「正解を覚えるより、自分をさらけ出せ」
僕は面接の準備をする中で、鉄板の質問に対する “模範解答” を作っていた。
「学生時代に頑張ったことは?」 → サークルのイベント企画を語る
「なぜ商社を志望するのか?」 → グローバルな仕事をしたいから
「あなたの強みは?」 → 粘り強く挑戦できること
完璧な回答を暗記し、スラスラと話せるようにした。
でも、いざ面接本番。
最初の面接:完璧なはずの答えが全く響かない
面接官「学生時代に頑張ったことを教えてください。」
僕「サークル活動でイベントの企画をしました。」
面接官「具体的には?」
僕「後輩や先輩と協力して、参加者を増やすためにSNSを活用しました。」
面接官「…ふーん。」
面接官の興味がないのが、伝わってくる。
面接官「なぜ商社を志望しているの?」
僕「私はグローバルな環境で働きたくて…!」
面接官「他のグローバルな仕事でもいいよね?」
僕「えっと……(詰まる)」
自信を持って答えたはずなのに、まるで刺さっていない。
面接を終えて、僕は確信した。
「完璧に暗記した答えでは、面接官の心を動かせない」
「むしろ、型にはまりすぎて、どの就活生とも同じに見えてしまう」
「"暗記" ではなく、"自分の言葉で話す" ことが必要なんだ」
“テンプレ回答”ではなく“自分のストーリー”を語るべきだった
面接官が求めているのは、「暗記した答え」ではなく、「その人の価値観や考え方」。
だから、僕は次の2つを意識して、話し方を根本的に変えることにした。
1. 失敗談を交えてリアルに話す
NG例:「サークルでイベントの企画を担当しました!」
NG例:「チームワークを学びました!」
→ これでは "成功話" しか伝わらず、面接官の記憶に残らない。
OK例:「最初は全然うまくいきませんでした。」
「最初のイベントでは参加者が集まらず、チームの士気も下がっていた。」
「そこで、参加者が増える仕組みを考え、ターゲットを変えた結果、前年の2倍になった。」
面接官が知りたいのは、「成功した話」より「その過程でどう考え、どう行動したのか」。
だからこそ、最初に「失敗や課題」を話すことで、ストーリーに引き込むことができる。
2. "悩み" や "迷い" も語る
「成功話」だけを語ると、作られた話に聞こえてしまう。
でも、「悩んだこと」や「迷ったこと」も話すと、一気にリアルになる。
NG例:「商社を志望した理由は、グローバルな仕事がしたいからです!」
OK例:「最初はメーカーと商社で迷っていました。」
「メーカーの方が "モノづくり" に関われるのではないかと考えていました。」
「でも、実際にOB訪問をしていく中で、商社の方が '自由度が高く、裁量権が大きい' ことに魅力を感じたんです。」
このように、"最初は違う選択肢も考えていた" ことを伝えると、納得感が生まれる。
面接官の反応が劇的に変わった
僕はこれらのポイントを意識して、"暗記" ではなく "自分の言葉で語る" ことを徹底した。
すると、明らかに面接官の反応が変わった。
「へぇ、それ面白いね!」
「なんでそのやり方を思いついたの?」
「それ、実際にどうやったの?」
面接官の方から「もっと話を聞きたい」と思ってもらえるようになった。
「面接は試験じゃない。"対話" だ。」
僕は最初、面接を「正解のある試験」のように考えていた。
でも、それは大きな間違いだった。
面接とは 「面接官と自分の考えを共有する場」 だ。
「正しい答え」を言おうとするのではなく、「自分がどう考えたか」 を伝えることが大事。
そう考え方を変えた瞬間、選考通過率は劇的に上がった。
4. 最終面接後、内定の連絡を受けた瞬間の心境
最終面接を終えた帰り道、僕は妙な手応えを感じていた。
いつもなら、「あの答えはよかったのか?」と後悔の念が押し寄せてくるのに、その日は違った。
「あれは、いけたんじゃないか?」
これまでの面接と比べて、明らかに空気が違っていた。
面接官の表情、頷き方、質問の深さ、最後にかけられた言葉——。
それらを思い返すと、「受かっている」という確信に近いものがあった。
最終面接では、「五大商社に必要な人物像とは何か?」を深く考え抜いた上で、全てを語り尽くした。
志望動機も、自己PRも、ガクチカも、作り込んだものではなく「自分の言葉」で伝えられた。
そして面接官の目を見れば、僕の言葉がしっかりと届いているのがわかった。
「これは、受かる。」
そう思いながらも、やはり確信が持てるわけではなかった。
万が一落ちていたら…という不安も拭えないまま、次の企業の選考対策を始めていた。
内定の連絡は、突然だった。
最終面接の翌日、午後3時。
スマホが鳴った。
知らない番号だったが、すぐに察した。
これは、昨日の電話かもしれない。
緊張しながら通話ボタンを押す。
「○○商事の○○です。昨日は最終面接、お疲れさまでした。」
落ち着いた声。
その瞬間、心臓の鼓動が少しだけ早くなる。
「結果についてですが…」
この「間」が、永遠に感じた。
わずか数秒の沈黙の後——。
「おめでとうございます。内定です。」
その瞬間、体が一瞬硬直し、頭の中が真っ白になった。
「あ、ありがとうございます…!!!」
反射的にそう答えたが、実感が湧かない。
まるで夢の中にいるような感覚だった。
電話を切り、スマホを見つめる。
本当に、受かったのか?
もう一度、着信履歴を確認する。
確かに、○○商事からの着信だった。
さらにメールを開くと、正式な内定通知が届いていた。
その瞬間、ようやく実感がこみ上げてきた。
「俺、五大商社に受かったんだ…!!」
最後に伝えたいこと
僕は、就活を始めたとき、五大商社なんて"別世界"だと思っていた。
でも、そこにたどり着いた今、ひとつだけ確信していることがある。
「特別な人間だけが受かるわけではない。」
僕のように、特別な経歴がなくても、
「自分が何をしてきたのか」「その経験がどう活きるのか」 を語ることができれば、必ずチャンスはある。
だから、「自分には無理だ」と思っている人にこそ、伝えたい。
就活は、スペック勝負ではない。
あなたの"ストーリー"が、企業の心を動かすかどうかがすべて。
あなたも、自分の経験を武器に変えられる。
そして、望む企業に受かることは、決して夢ではない。
このnoteを読んでくれたあなたが、自分の可能性を信じ、一歩を踏み出せることを願っています。
もしこのnoteが役に立ったら…
ぜひコメントやSNSでシェアしてみてください。
感想や「自分もサークル経験しかないけど参考になった!」など、
一言もらえるだけでもすごく嬉しいです。
あなたの就活が、未来を切り拓くものになることを心から願っています。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました!