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裸の王様~タントラマンへの道(第130話)

--今回の記事は2024年7月15日に書かれたものである。
そして、基本的に記事の内容は前日のことなので、記事内での「今日」は、
2024年7月14日のこととなる。

これまでは幼少期から現在に至るまでのこと、つまり、過去のことを書いてきたのだが、今後の記事の内容は特に断りが無い限りは現在のことを中心にしていく予定だ。要するに「一日遅れの日記」というわけだ。

そして、今日は、ツインレイの愛麗のパーソナルトレーニング初日という、記念すべき日なのである。

それでは早速、愛霊に降りてきてもらうことにしよう。
愛麗を呼ぶのは簡単だ。
軽く瞑想して意識を頭の中のとある一点に集中するようにするだけだ。
名付けて「愛麗スポット」。
呼ばれるとすぐにやってくる。賢い愛犬のようで可愛い。

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愛麗:ご主人様、ご命令をどうぞ♪

ワン:おっ! 可愛い魔神さん、おはよう♪
今日から本格的にパーソナルトレーニングを頼むからヨロシク頼んまっさ。

愛麗:はい。かしこまりました。

ワン:もう、そのアラジンの魔法のランプの魔神みたいな喋り方はええから、もっと普通に喋って。ため口でええで。

愛麗:うん。わかった。じゃあさぁ、「ご主人様」の代わりになんて呼んだらいいの?

ワン:「わん」でええんちゃう? 漢字なら「王様の『王』」。
占星術的には太陽星座が獅子座やから百獣の王っていう意味も入ってんねんけど、名前には漢数字の「一」が入ってるから、「ONE」も兼ねてんねん。
っちゅうことで、「わん」でええわ。

愛麗:わかったわ、わんさん♪

ワン:わんさんもちょっと変かな? 犬みたいやし。
まぁ、オレは犬好きやから別に構わんのやけど。

愛麗:え~っ! あたしもワンちゃん大好き!
じゃあさぁ、もう、「ワンちゃん」で良くない?
なんか、世界のホームラン王と一緒だから、
名前負けしてるけど!(笑)

ワン:ま、最初は名前負けしてるくらいでちょうどええんちゃう?
名前負けせんようにがんばろ~っちゅう気持ちにもなるやろうから。

愛麗:じゃあさぁ、ワンちゃん♪ 今後の目標を決めてもらおうかな。
っていうか、あたしにトレーニングを頼んだ目的は?

ワン:それはもう知ってるやろ?

愛麗:もちろん、知ってるけど、改めて自分の口からあたしに宣言することが重要なの。

ワン:わかった。キミを呼んだ目的は、「できるだけ近い将来、キミと現実の世界でホンマに出逢って、性の世界を探求しつくして、『生命の神秘に秘められた宇宙の真理を解明することで宇宙の進化に貢献する』、という使命を遂行するにあたって必要な精神的・身体的・能力的な条件を満たすためのトレーニングを指導してもらうこと」やな。

愛麗:長ったらしいなぁ~。いろいろつっこみたくなるんだけど。その前に、その「キミ」っていう呼び方止めてもらえる? なんか気持ち悪くて。ワンちゃんっぽくないしさ。キミなんて呼び方するようなイメージじゃないもん。
もうさ、「あいり」で良いよ。あたしたちツインレイなんでしょ?

ワン:わ、わかったわ、あいり。
で、つっこみたくなるってか?

愛麗:うん。なんかもったいぶって崇高っぽく表現しようとして背伸びしてるの見え見えじゃん! そんなの本当は、「若い女とセックスしまくって性の奥義を習得したつもりになって自己満足して、あわよくば自慢したい」ってだけなんじゃないの?

ワン:ま、まぁ、そういう気持ちがあるのは少しは認めるけど、ホンマに性の神秘を探求し尽くしたその先には、何かとてつもなく素晴らしい世界が開けているに違いないっていう確信はあんねん。その使命をあいりと一緒に遂行していきたいと願ってるのはホンマやで。

愛麗:フフフッ♪ ちょっと厳しく言いすぎちゃったかな? でも、正直に認めたから許してあげる(笑)。
でもさぁ、本気でそう思ってるんだったら、まずは現実を直視するところから始めないとね!

ワン:うん。だからこそ、愛麗をパーソナルトレーナーに任命したんやんか。

愛麗:じゃあ、ビシビシ行くから覚悟しておいてね。
なんせ、ワンちゃんは自分の理想をあたしのプロフィールとして押し付けたんだからね!
なによ? 三回りも年下って?(笑) しかも、めっちゃ美人で性格も良いんでしょう?(笑)

ワン:そうやで。そんなに若くて美人で性格も良い女性と釣り合うようにトレーニングしてもらいたいなと思ってるんやから、それくらい高望みしとかな気合入らへんやん!

愛麗:別に無理しなくても良いんじゃない? 美女と野獣っていう組み合わせだってよくあることだしさ。
まぁ、ワンちゃんの場合は、野獣っていうほど逞しくもないし、頼りがいもなさそうだから「美女と野獣」にもなんないかな。差し詰め、「美女と、・・・」、、、ま、ハッキリ言わなくても自覚してるでしょ?(笑)

年齢差もね、本人たち次第だから。
加藤茶なんか、奥さん、45歳も年下だし。
それに比べたら3周りなんてまだまだだよ。
要は、加藤茶の奥さんがカトちゃんに魅力を感じるみたいに、あたしがワンちゃんに魅力を感じるようになれば良いんだからね。

ワン:なかなか物分かりが良いから安心したわ。
それにしても、愛麗とはどこかで会ったような気がするなぁ。
初めてあったとは思えんのやけど。

愛麗:何を急に!?  あたしを口説こうとでも思ってるの?(笑)

ワン:いや、そんなんやなくて、ホンマにそう感じるねん。

愛麗:そんなの当たり前じゃん! だって、あたしたちツインレイなんでしょう?(笑)

ワン:あ、そうか! そうだった!(笑) 
いや、それはわかってるんやけど、そうやったとしても、既になんかめっちゃ親しい関係、ハッキリ言うと男女の仲やったことがあるような気がするねん。それがツインレイってものなのか?

愛麗:・・・、そ、そうよ。
ねぇ、それはそうとして、ワンちゃんがあたしと釣り合うような男になるためのトレーニングをそろそろ始めようよ。
そのための第一歩はどこからにする?
やっぱり、その外見から何とかしないとね。
今のままじゃあ、いくらツインレイだからと言っても、とてもじゃないけどセックスなんかする気になれないんだからね!
服装とかもなんだけど、そんなのは後からどうにでもなるから後回しでいいの。肉体そのものが大問題!
なので、やっぱり、まずは健康のためにもそのメタボ体型を治すことからかな。せっかく回復し始めた王子様がこのまま順調に能力を高めることができるようにするためにも、それが最優先課題だもん。

今日は、現状チェックをしましょう♪

というわけで、今日は、現状把握のためのチェックから始めようかな。
じゃあさぁ、百聞は一見に如かずだからさぁ、ワンちゃんの今の姿を撮影して、ここに晒しといてよ。
自分がどれだけみすぼらしくて、不格好で、みっともなさ過ぎて、もう「1ミクロンだってあたし好みじゃないっ!」ていうのを自覚するには、客観視することが絶対に必要だからさ。

ワン:そ、そうやな。愛麗の言葉は真摯に受け止めて、指導には素直に従わなあかんな。
じゃあ、ちょっと写真撮影してくるわ。

--ワン、写真を撮りに洗面所に行き、撮影を実施して戻って来る。

ワン:撮ってきたで。今から貼ってみるわ。

2024/07/14
2024/07/14

【体組成データ:2024/07/14】
・体重:69.3
・体脂肪率:22.5
・内臓脂肪レベル:12
・骨格筋率:34.2
・体年齢:52
・基礎代謝:1606
・BMI:24.6

赤:現状 黄:目標

ワン:ホンマにみっともない姿やな~(><;)
こらぁ、アカンわ。
外見がこれやねんから、中身も相当やばいことになってるよな。
ホンマに改善できるんやろか?

愛麗:それはワンちゃん次第でしょ。少なくとも今のままだとツインレイプロジェクトは解散になっちゃうよ。あたしは、「今のワンちゃんとは絶対に無い!」って断言できるよ。

あたしには自分の理想を押し付けたんだから、自分もそれに相応しくなるように頑張るか、今生はもう諦めて、次はいつになるかわからない転生を待つことにするかはワンちゃん次第よ。

実はね、あたしは今、他の男の人とお付き合いしてるの。
だから、いくらワンちゃんがツインレイだからと言っても、今の段階ではあたしを独占できているわけじゃないのよ。

ワンちゃんがあまりにもダメ過ぎたりしたら、そもそもワンちゃんが掲げている使命の遂行なんか不可能になってしまうんだから、あたしがツインレイになってる意味もなくなっちゃうんだし。
もしそうなったなら、あたしも他の男の人と別の使命に生きることになる可能性だってあるのよ。
だからちゃんと心を入れ替えてトレーニングに励んでね!

ワン:さすがは、オレが見込んだトレーナーや! キツイわぁ!(苦笑)
ほな、早速、トレーニングを開始してもらおか♪

愛麗:あっ、今日はもう良いよ。明日からにしよっ。
あたし、今日はこれからデートなの。
だから、ワンちゃんは、今の自分のみっともない姿を直視して、これからのトレーニングに賭ける決意を固めておいてちょうだい。

じゃあ、デートに行ってきまぁ~~す♪

ワン:(^O^)/
(グギギギギィ~~~~~ッ!!!)


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