HAL大阪在校生によるHALの感想(1年目)
私はHAL大阪の4年制IT学部の1年生で、12月が終わる目前。
もうすぐ2年生になる時期が近づいています。このnoteを見ている方は、おそらく入学を検討している方が多いのではないでしょうか。
そういった方の目に入って入学の参考にしていただければ幸いです。
主観的な意見ではありますが、1年間通って感じたことを書いておきます。
予習の重要性
入学して最初の頃は、特に予習や事前学習が必要だと感じることはありませんでした。それこそパソコンの付け方から優しく教えてくれます。Ctrl+Cがコピーだと知らないパソコン触らない自分でも授業で生きていけました。しかし、1年生の終盤になると、予習が必要な授業が徐々に増えてきます。この予習をやるかやらないかで、授業の理解度や課題の進行に大きな差が出ると感じました。
特にPythonの授業では、基礎だけでなく応用的な内容も学んでいきます。ある日の授業で「グローバル変数」と「ローカル変数」の違いが理解できていないと手こずる課題が出されました。しかし、その授業ではグローバル変数についての説明がなかったため、事前に知識を持っているかどうかで差が生まれたように感じます。
自分はプログラムに触れた経験がない初心者で、予習をすることでなんとかついていけている状態です。ただし、予習していても難しい部分も多く、課題を持ち帰って取り組むことも少なくありません。これから入学される方には、予習や自己学習の習慣を早めに身につけておいた方が授業は楽しくなるかもしれません。
国家資格「基本情報技術者試験」について
1年生は毎週「基本情報技術者試験」の対策授業があります。国家資格を取得するための授業ですが、卒業までに合格する人はそれほど多くないと聞いています。2021年に卒業された先輩にも話を伺ったところ、「合格率はあまり高くない」ということでした。
国家資格の授業は対面とオンラインの両方で行われていますが、オンラインの授業が多いです。授業と自分の相性が悪くて理解が追いつかなかったり、オンラインでは集中力を保つのが難しい場合もあります。(その際は現地に行って授業受けれます。そういった方は皆学校で受けてます。)資格の合格を目指すには、授業以外での自習や試験への取り組みが必要だと思います。
最初はすべてが簡単に思えました。
一年生の授業の初めは、このスピード感や内容なら余裕だと心の奥底で感じていました。しかし、PythonのフレームワークであるFlaskを扱い始めたあたりから、一気に難しさを感じるようになりました。この時期から授業の難易度が少し変わったように思います。ただし、授業中には先生とは別にサポート役の方が後ろにいて、わからないことがあれば気軽に質問できる環境が整っている点は、とても助かっています。
課題は多いのか?
現在は基礎的な内容が中心のため、授業形式が主となっています。二年生になれば課題の数も今よりかわるかもしれないので一年生の今時点では、それほど多くないと感じています。課題は授業中に出され、その場で取り組む時間が設けられることもあります。授業中に終えられれば、その時点で課題は完了しますが、終わらなかった場合は持ち帰って取り組む必要があります。持ち帰る課題が増えると「多い」と感じるかもしれませんが、授業中に終わらせられれば負担は少なく感じられると思います。
施設等
これに関しては主観ではなく事実ですが、トイレが少ないです。トイレが毎階にないため、階段を上ったり下りたりしなければならない場合があります。(エレベーターはありますが、時間帯によっては階段使った方が早い時があります)私は男性なので女性トイレの状況は知りませんが、男性トイレがあったとしても、階によっては個室のトイレが一つしかないこともあります。もし混んでいる場合はトイレに行くことができません。お腹痛い時は個室のトイレが4つある階に移動しなければならない時もある。
HAL大阪には、大学のような食堂はありません。そのため、昼ご飯のスタイルは人それぞれです。お弁当を作って持ってくる人、コンビニで買う人、学校の2階で安く売られているお弁当を買う人などがいます(このお弁当早く買わないとすぐなくなります)。また、授業と授業の間の昼休みは意外と時間が足りないため、近場の飲食店で済ませることが多いようです。
クラスメイト
高校を卒業してHAL大阪に入学したときに驚いたのは、留学生の方や同年代の学生だけでなく、年齢が上の方もそれなりにいらっしゃるということです。幅広い年代や背景を持つ人たちが集まっている環境は、新鮮です。
休むとめんどくさい
自分は絶対に出席したいマンなので出席するんですが、さぼり癖があるとプログラミング系で後悔します。授業は積み重なっていくので、二日三日同じ授業休むと授業についていけなくなくなるので本当に注意だと思います。
あとJS11という授業みていただければわかると思うんですが週に一回という授業回数が少ない授業があったりするので、何回か休むと単位足りなくなり、すぐ補習になると思います。
休むと単位が足りなくなったり、授業についていけなくなるのは多分大学でも専門学校でも一緒だと思います。
その他
男女比
自分の代しか分からないですが、ITという分野は他の学科と比べて男子の比率は高いと思います。人数しっかり数えたことないので分からないですが、女子はだいぶ少ないです。
バイトはできる?
バイトはできます。やってます。1年生は結構暇なのでそれなりにバイトできます。曜日によっては少し授業終わるの遅い日があるので、自分はその日は入れてないですね。
暇で時間に対する価値が少なくなりがちなので、バイト入れて時間がすくなる事で焦りを作って、限られた時間で勉強する方が頭入るかも。(←自論すぎるので無視してください。)
校則は?
髪色もスマホも特に制限されることは無いですね。もちろん授業中にスマホ触るとかは怒られますが。
モード学園とかはそういった所はなにか他と違うと聞いたような気がします。学部によって違うので現時点でのIT学部での情報と認識してください。
パソコンはMacかwindowsか
最初、デザインが好きすぎて「Macがいいな」と思っていました。ただ、ソフトによってはOSごとに仕様が微妙に異なることがあり、それがちょっと面倒かもしれない思って自分はWindowsにしました。
クラスの印象としては、Windowsユーザーが大半。ただ、Macを使っている人もそれなりにいて、Mac向けの説明もちゃんと用意されています。なので、Macにしたい人はMacで全然大丈夫だと思います。(macにしたかった(白目))
ただ、学部によってmac専用のソフトを使う学部があるのでそれは学部によって異なります。それはオープンスクールや説明会など行った際に詳細は聞いてください。
他の学科はどんな感じ?
他の学科には知り合いがいないので詳しい話はわからないのですが、CG学科の人たちの課題?の上位作品が、たまに廊下に掲載されています。その中でも1位や2位の作品を見ると、「これ、Twitterに載せたら数万いいねくらいもらえそう」と思うくらい、圧倒されます。
自分はそういった分野については全く詳しくありませんが、それでも「すごい」と感じるレベル。トップ層は専門学校入る前からかなりスキルを蓄えてると思います。
入試方法は?
確か2月頃だったと思いますが、面接を受けました。ただ、具体的な記憶は曖昧です。面接担当の先生と、部活の話や苦手科目、得意科目についてちょこちょこ話して、そのまま合格になったような気がします。
特に学力検査のようなものはありませんでした。これも専門学校ならではの特徴ですね。
入学したらついていけるか?
プログラミングについて何も知らなかった自分ですが、実際に勉強を始めてみると、プログラミングはまさに「勉強の塊」だと感じました。ただ、これはプログラミングに限ったことではなく、CGでもアニメーションでも、どんな分野でも同じことが言えると思います。全ては「勉強の塊」で、それに興味を持てるかどうかが重要だと感じます。
勉強していると、「どうしてこんな細かい技術を学ばなければいけないのか」「これが何の役に立つんだろう」と思う場面もあります。でも、実際にはそれがちゃんと役に立つんです。
課題でサイト制作などをしていると、こうした細かい技術が1つに繋がり、形を成していく瞬間に喜びを感じられるようになります。それが楽しいと思えるなら、どんな分野でも学び続けられるんじゃないかと思います。