【探究学習】コロナ禍での寂しさや無力感。在来種の栽培で克服できないかと考えた高校生の話
周りの人はどんなことで困ってる?それは、どうしたら解決できる?
身近にある「困った」を解決することは、小さなことのように見えても、社会や世界を変える力になっていきます。
山形県立東桜学館高等学校の生徒たちは、長引く若者たちが不安や孤独を感じている現状を克服したいと「GRIT(やりぬく力)」を高める方法を考えました。
GRITを高めるため、在来種の野菜の栽培に取り組むプログラム「Ed U」を企画しました。
(英語の後に、仮訳を入れています。聞き取りが難しく正確に反映できていない箇所もあります。ご了承ください)
Hello everyone, we are “B-rings”!
We have been feeling quick with ourselves that our everyday lives have been filled with anxiety, loneliness, and helplessness.
In order, we are not the only teenagers feeling distressed, therefore, we have chosen teenagers totally from this feeling like us for the people in need.
Also, to help each teenager we think it is necessary to improve GRIT.
みなさん、こんにちは!私たちは「B-rings」です。
私たちは、日々の生活の中で、不安や寂しさ、無力感などをいち早く感じてきました。
そこで、私たちと同じように悩みを抱えている10代の若者たちを、支援が必要な人たちとして選びました。
一人ひとりを支援するには、GRITを高めることが必要だと考えています。
GRITを高めることが解決になる
By doing that we believe we can build a strong sensory mentality, not as a temporary solution for long-term development.
But we have been looking for interesting experiences, and we have been longing for such opportunities.
So, we held our attention to agriculture, especially native vegetables.
そうすることで、一時的な解決ではなく、長期的な取り組みで、強いメンタリティーを構築することができると考えています。
しかし、面白い経験ができる機会が欲しいとずっと思ってました。
そこで、私たちは農業、なかでも在来種の野菜に注目したのです。
在来種野菜の栽培に着目
Especially, we think the value of native vegetables is significant, and teach us the experiences of failure, and the history of their own.
Moreover, our idea is based on a wish to save a lot of natural vegetables.
We came up with an education program called the “EdU”.
在来種の野菜の価値は大きいものがあります。失敗の経験やそれ自体の歴史を教えてくれます。
また、このアイデアの根底には、たくさんの在来野菜を守りたいという思いがあります。
そこで考えたのが、「EdU(エドゥ)」と呼ばれる教育プログラムです。
若者たちが在来種を育てる
EdU starts with giving native vegetables to teenagers living in rural areas.
EdUは、地方に住む若者に在来種の野菜のタネを贈るところから始まります。
Teenagers living in rural areas search for fields where they grow the vegetables.
地方の若者たちはもらった種を植える畑を探し、自分たちで野菜を育てます。
They thin out the seedlings with the teenagers from urban areas, the plants harvested within the process will be taken home with the teenagers from urban areas, and they will continue to grow them at home.
そして、その過程で間引かれた苗は、都市部の若者たちが持ち帰り、自宅で栽培を続けます。
種は次の世代へ
Teenagers from rural areas present to craft seeds from the vegetables, and the management team will preserve them.
The next participant would be able to use the seeds and it will become one cycle.
The management team also takes a role as a seed bank by forcing the native visibility to the next generation
農村部の若者が野菜から採取した種は、運営チームが保存します。その種を次の参加者が使うことで、ひとつの循環になります。運営チームは、在来種の種を次世代に引き継ぐシードバンクとしての役割も担うのです。
Also, by creating a place where teenagers living in different areas can meet and build relationships between them so that they will help each other in the future.
また、違う地域に住む若者たちが出会い、関係を築く場を設けることで、将来的に助け合うことができるようになります。
We value the connection between teenagers from both urban and region. Most teenagers living in your area could have a stable place of their own other than their family and schools. The third place for them is in their region and we think that is what they are seeking.
私たちは、都市と地方の若者がつながることが大切だと思っていま。あなたの地域に住む若者たちの大半は、家族と学校以外に、安定した自分たちの居場所を持てるかもしれません。第三の場所は地域にあるもので、若者たちはそういうものを求めているのだと思います。
On the other hand, teenagers living in urban areas don't have much connection to their third place of their own. They are seeking a connection to a place that is completely different from their current environment.
一方、都市部の若者は、自分たちのサードプレイスとのつながりは、あまりありません。彼らは、いまの環境とはまったく異なる場所とのつながりを求めているのです。
We also think that by continuously doing something that isn't mandatory, we can improve grit.
義務ではないことを継続的に行うことで、グリットを向上させることができると考えています。
実施した結果
Currently, we are testing the program and we can tell from the survey by ourselves participants that grit is improving.
現在、プログラムを検証中ですが、参加者自身のアンケートからも、グリットが向上していることがわかります。
We want to make the lives of teenagers who are feeling the same others better that has been our motivation for this project, but that is not the only goal to bring back people to rural areas by using our open farmland and to pass on needy vegetables to our future.
同じような思いをしている10代の若者たちの生活を良くしたいというのが、このプロジェクトの動機ですが、それだけでなく、空き農地を利用して地方に人を呼び戻し、必要な野菜を未来に引き継いでいくことも目的です。
Native vegetables are difficult to profit, and are in danger of becoming extinct, so we want to be able to develop and revitalize them during the period of education. These are also thoughts that have kept us moving.
Not just solving teenagers could have feelings, not just improving grit.
在来種の野菜は採算が取りにくく、絶滅の危機にも瀕しています。若者むけプログラムの期間を利用して、開発や再生に取り組みたい。こうした思いもあって、私たちは活動し続けてきました。若者が抱く感情の解決やグリットの改善だけではないのです。
We believe that EdU has more potential for your future with nothing of value, boring and lonely, and you bring your connection to a brighter future.
Thank you for your attention.
退屈で孤独なあなたの未来に、EdUはより多くの可能性をもたらし、あなたのつながりを明るい未来に導くと信じています。
ご清聴ありがとうございました。
企画に込めた思い
企画に込めた思いを、メンバーはこう振り返ります。
審査委員からは、「前向きなプロアクティブなサステナビリティを感じる」「ファーミングが持つコミュニティエンハンスメントはあると思うので面白い」といった意見がありました。また、審査委員から「在来野菜と通常の野菜の違いは何ですか」「このプログラムは、在来野菜が抱える課題にもアプローチするものなのか」という質問も出ました。
生徒たちはこう答えました。
みなさま、ありがとうございました!
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