【日本最大級!探究の祭典】「ワクワクするような近未来のゴミ箱」。出場チームのメッセージから②
探究学習の成果発表の場「クエストカップ2022全国大会」(2月19~27日)。出場チームの皆さんから送られてきた、これまでの学びの振り返りと、本番に向けた意気込みをまとめました。
企業から出された「ミッション」(課題)にチームで取り組む企業探究部門「コーポレートアクセス」の出場チームをご紹介します。
東京都立芦花高等学校 「RAIHA」
メンバー(敬称略)
後藤 玲、玉田 かさね、新田 大翔
作品の概要
対象は全ての人。私達は4DXの技術を元に、視覚にとどまらない「みる」を提案します。
最も苦労したこと
企画が形になっていくと同時に、自分たちが元々考えていた企画との矛盾点が露になり、それらを解決することに苦労しました。
最もテンションの上がったこと
他の人からの評価を元に問題を解決していく過程で、思いつかなかった角度から考え直すことでどんどんアイディアが湧き上がってきた瞬間、テンションが上がりました。
発見、成長、やりがい
私達RAIHAはメンバー3人とも積極的に意見を出すタイプではないため、正直最初は不安でした。しかし、どんなことでも意見を出し、話し合えば合うほど新しいアイディアが浮かび、話し合うってこんなに楽しいんだ!と気づきました。企画づくりを通し、自分の意見を言ってみるということがどれだけ大切で、どんなに大きな可能性を秘めているのかを知ることができました。
メッセージ
あの大人気映画を4DXで独り占め!入院中のお爺ちゃんとジャングル旅行!なんていうありえないような感動を体験してみませんか?
東京都立芦花高等学校 「たくみとゆかいななかまたち」
メンバー(敬称略)
笠井一葉里、小室拓巳、瀧澤萌、三浦咲月
作品の概要
日本で約150年続いているアノ歴史、本日をもって変えてしまいます。
最も苦労したこと
なかなか意見が出なくなって行き詰まってしまったときは、どうすればいいか分からなくてとても苦労しました。
最もテンションの上がったこと
行き詰まる中、逆転の発想でこの企画が飛び出たときはみんなで喜びました。
発見、成長、やりがい
色んな人と意見を交わすことでどんどん深い企画になっていく楽しさにやりがいを感じました。
メッセージ
この企画が実現すれば日本の未来はピッカピカ!あなたが思いもしないような発表をお届けします。どうぞ、お楽しみに。
香里ヌヴェール学院高等学校 「松下組」
メンバー(敬称略)
植田悠衣、井上聖英、津久間瑞姫、小島星夫
作品の概要
ワクワクするような近未来のゴミ箱です!
最も苦労したこと
Panasonicさんは様々な家電製品を扱っている会社なので、何をベースにやっていくか、どんなアイディアを出していくかというところで止まってしまい、次のフェーズに移行することが中々できなかったことです。
最もテンションの上がったこと
このサービスを提供する主な場所やその商品の機能、様々なことを考えていき、最終的に頭の中で完成形がイメージできたときにはとてもテンションが上がりました。それ以上に「ゴミ箱」をベースとして、そこからどんなサービスに繋げられるかが決まったときは達成感と安心感が同時にきたのも覚えています。
発見、成長、やりがい
今回の作品作りを通じて一番学んだことは、チーム全員が一人一人の長所を理解し、それを踏まえて役割分担を決めて進めることが重要だということです。当たり前のことかもしれませんが、これが良い作品を作れるかどうかを左右するといっても過言ではないくらい大事なことだと気づかされました。チームの人の作ったものや考えたことと、自分のアイディアが合わさっていくのがとても楽しく、やりがいを感じました。
メッセージ
「ゴミ箱に確実にゴミが入ればいいのに」誰でも一度は感じたことだと思います。私たちが考えたことを一生懸命発表するので、少しでも興味を持って聞いていただければ幸いです!
千葉明徳高等学校 「コスモス組」
メンバー(敬称略)
中山裕太、白鳥巧樹、宮崎良真、黒澤和生
作品の概要
僕らが描く幸せの形の防災システムの役割と効果
A Iを利用した防災システムの社会導入
最も苦労したこと
幸せの形をじぶんたちで解釈すること。
幸せの感じ方は人や環境によって千差万別、その中から「幸せ」として何を定義するかに最も苦労した。
最もテンションの上がったこと
幸せの形がチームとして見えて来た時、不安から抜け出せたような快感がありワクワクしたこと。
発見、成長、やりがい
自分の力や頭で乗り切れない問題点などがあったとしても、他人の意見や考えと並行して考えていくことで、線と線が混じり合い答えに辿り着くような場面があり、そこから、他人と協力することは、自分を強くしてくれるのだと分かりました。
メッセージ
このミッションはとても解釈が難しい上に答えが沢山あるので色々な発想と考えが試されると思いますが、私たちは皆さんが考えた幸せの形とは何かというミッションの解釈とは違う視点で解釈し、私たちならではの体験や知識をもとに考えています。
福山暁の星女子中学校 Spas
メンバー(敬称略)
柏里沙、佐藤千花、髙橋さくら、藤守菜乃葉
作品の概要
私たちは「人とコミュニケーション」をとりながら、さまざまな情報を共有しています。しかし、今の「私」にできることが他の人にできるとは限りません。今、私たちが当たり前のようにとっているコミュニケーションができない人だっているはずです。いろいろな人が「自分がみている景色」をいろいろな人にシェアできる、「新しいみる」をつくりたい。そこで私たちは、相手の感情を汲み取ることが難しい人、特に自閉症の子どもに関わる人をターゲットに「色の変化で感情が分かるコンタクトレンズ」を提案します。
最も苦労したこと
苦労したところは、このコンタクトレンズを使うターゲットを決めるところです。最初はより多くの人に私 たちが企画したコンタクトレンズをつけてもらいたいと考えていました。しかし、STEP17 の中間報告のとき、 クラスのみんなから集めたコメントやアドバイスを見ると「自分の感情が伝わることに抵抗がある」、プライ バシーの侵害だと言ったものが多く見られました。また、コンタクトレンズの機能を増やす企画を最初は考え ていましたが、機能を増やすことは他のグループでもやっているのではないか、いまひとつ、私たちのチームらしさがないと感じました。そこで、「コンタクトレンズを使ってくれる対象を変える」という方向に変えることにしました。そして、自分たちのコンタクトレンズを使ったらどんなメリットがあるかを考え直し、「感情を表現するのが難しい人 が使うと便利」という方向性が出ました。人の意見を取り入れることは難しく苦労しましたが、チームみんな でアイデアを出し合った結果、納得のいく方向性が得られました。
最もテンションの上がったこと
作品作りの中で最もテンションが上がったのは、色が変わるコンタクトレンズの案が決まった時です。私たち のチームは、「人と人の『心の変化』を生み出す全く新しいみるに挑戦するサービスを提案せよ!」という難し いミッションをいただいて、とても行き詰まっていました。みんなで頭に浮かんだアイデアをブレーンストーミ ングしていた時、メンバーの一人が「感情によって色が変わるコンタクトはどう?」というアイデアを出しま した。そのアイデアに突破口が開けたような気持ちになり、メンバー全員より積極的に話し合いに参加できるようになりました。この作品作りを通して、良いアイデアを出すためには1人で考えこむのではなく、グループのみんなでブレ ーンストーミングしていくことが大切で、その作業はとても楽しいことだと感じました。
発見、成長、やりがい
4人それぞれが、自分の持っている力に気づくことができました。特にスライドを作る行程ではそれぞれの 個性を発揮していくつかの工夫ができました。一つ目はどれだけわかりやすく伝えられるかを重視してシンプルにしたことです。二つ目は見る人が興味を 持って楽しく感じてもらえるようにアニメーションを効果的に入れました。三つ目はオリジナルのイラストを 入れたところです。私たちらしい世界で一つだけのスライドを作ることができたと思います。
私たちはどうしたら「見る」だけで伝えたいことが伝わるのかと試行錯誤してこのスライドをつくりまし た。このことを通して、相手に伝えることの難しさを実感したとともに、相手のことを考える力が芽生えたと思います。
メッセージ
この企画が実現することで、相手の感情を汲み取ることが難しい人でも、その人の目の色を見ることでコミ ュニケーションの基本を簡単に身につけることができると思います。とくに自閉症をもつ子どもたちが小さい 頃からこのようなコミュニケーションの基本を理解することができれば、人とのコミュニケーションが不可欠 になってくる大人に成長した後でも暮らしやすくなるのではないでしょうか。また自閉症に限らず小さな子ど もたちにもこのコンタクトレンズが役に立つと思います。様々な人と人の関わりを持てるようになれば、まさ に今回のミッション、人と人の「心の変化」を生み出すきっかけになるでしょう。
大阪府教育センター附属高校 Five Star
メンバー(敬称略)
市岡叶騎、花田翔太、斎藤桃花、安養寺咲良、多田悠未
作品の概要
薬を飲むと、体からアロマが出て、その香りを嗅ぐと自分も周りの人も癒やしを得られストレスが解消されます。
最も苦労したこと
ストレス解消に関連する商品を考える時に、誰も思いつかないようなぶっ飛んだ商品を考えるのに苦戦しました。
最もテンションの上がったこと
自分たちの開発した商品と関連性のある大正製薬の商品を見つけた時です。
発見、成長、やりがい
この経験を通して、私達は一人一人が意見を持ち情報を交換しあい、1つのことをみんなで完成させるという達成感を味わうことができました。
メッセージ
私達一人一人の個性を活かして考えついた素晴らしい商品です!
時々行き詰まってしまうことがありましたがここまで来ることができました。
あとは自分達の最高のプレゼンを披露したいと思います。
大阪府教育センター附属高校 企業探究部門 牛MOW
メンバー(敬称略)
東芝裕莉、渡中隆太郎、永田雄真、北原真未、大崎渓太
作品の概要
KENCOWは生活同伴型健康ロボットで、あなたの生活により寄り添いながらあなたの健康を守るAIロボットです。
最も苦労したこと
メンバーの二人が意見の衝突でなかなか企画がまとまらなかったこと。
聞き手にどうわかりやすく伝えられるか。
最もテンションの上がったこと
発表の練習をしている時、制限時間と同時に終わった時。
発見、成長、やりがい
練習を重ねていくたびに、メンバーの人の意外な一面が見れたり、人の前で話すことの壁が一段低く見えるようになった。
メッセージ
私たち牛MOWはKENCOWのことを愛を込めて開発しました。一生懸命発表しますので、よろしくおねがいします。