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仕事にも役立つから皆もTRPGをやろうぜというお話

こんにちは、スティーブンです。

前回のっくんが趣味に走った記事を書いていたので、自己紹介もかねて私も便乗してみようと思います。

今回は私の趣味の一つである「TRPG」について少しお話したいと思います。


TRPGとは?

TRPGとは「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」の略で、進行役(キーパー)の人間とプレイヤー側の人間がルールブックに記載されているルールに従いながら物語を進めていく「対話」型のゲームのことです。

キーパーが用意した物語(シナリオ)に、プレイヤーが自身の分身であるキャラクターを登場させ、シナリオごとに設定された目標を達成するために仲間と協力して物語を進めていく、というのが大まかなゲームの流れです。
たとえば映画や小説の登場人物の一人を演じながら物語を経験していく、という方がイメージがわきやすいかもしれません。

ロールプレイングゲームというとドラクエやFFなどのビデオゲームを連想する人が多いと思いますが、それらはこのTRPGのルールブックと進行役をコンピューターが代わりに行うというコンセプトで生まれたものです。
現在(特に日本)ではコンピューターRPGの方が主流となっており、紙とペンとサイコロを用いて行うアナログなTRPGは残念ながらマイナージャンルと言わざるを得ません。

とはいえ、1970年代前半に最初のTRPGが発売されてから今日に至るまでTPRGをプレイする人は一定数存在し続けており、コンピューターRPGが主流の今なお新しいルールブックやサプリメント(ルールの追加要素をまとめたデータ集)は出版され続けているところに、TRPGの根強い人気が現れていると言えるでしょう。

(TRPGについてより詳しく知りたい方は富士見書房様の下記ページなどが参考になると思います。)


私のTRPG歴は11年以上で、セッション(ゲームを遊ぶこと)回数はキーパー側とプレイヤー側を合わせて軽く100回は超えていると思います。
一緒にプレイする人は基本的に学生時代からの友人がほとんどで、主にオンライン上での専用ツールを使って遊んでいます。
本来は対面で行う形式が一般的ですが、離れた場所の人と遊ぶのに適していることと、テキストチャットを用いるためプレイ履歴を残すことが容易であるなどの利点もあり、近年はオンラインセッションが普及しつつあるように思えます。

TRPGで鍛えられるビジネススキル

さて、前置きが長くなりましたがここからが本題となります。
TRPGには数え切れないほどの魅力がありますが、それらのいくつかは仕事の面においても役に立つと私は考えています。以下にいくつかの例を挙げてみますので、TRPGをやったことがないという人が少しでも興味を持つきっかけになればと思います。

コミュニケーション力が養える

先に述べた通り、TRPGは「対話」のゲームです。
プレイヤーはシナリオ内で定められた目標を達成するために、他のプレイヤーと協力することが不可欠になります。大抵の場合キャラクターはそれぞれ異なる役割や特長を持っており、それらを効果的に組み合わせることが求められます。
そのため、物語の進行や戦術の決定においてプレイヤー間で意見交換や議論が行われることがよくあります。この過程で、自分の意見を主張するだけでなく、他のプレイヤーの意見を尊重し、チーム全体の意思決定に対して貢献するという意識が養われます。
このような考え方は実際の職場やプロジェクトチームなどでも大いに役立つと思われます。

プレゼンテーション力の向上

TRPGでは、物語の進行や状況の説明、キャラクターの行動を言葉で表現する必要があります。
プレイヤーは自分のキャラクターやアクションを他のプレイヤーやキーパーに理解してもらうためにはわかりやすい説明や表現力が求められます。
また、キーパーとしてはプレイヤーたちが意思決定するために必要な情報を過不足なく提示することが求められ、またその情報が誤解なく伝わるように表現するが必要とされます。

これはそのまま仕事上でのプレゼンテーションに必要なスキルであり、人に自分の意見や考えを伝えるための練習を、ゲームを楽しみながら行うことができるという点も、TRPGならではの利点と言えるのではないでしょうか。

想像力が鍛えられる

TRPGと一般的なコンピューターRPGの違いの一つは、行動の選択肢が圧倒的に多いことです。
たとえば「洞窟に住み着いているゴブリンの退治」という課題があったとして、普通のコンピューターRPGなら「洞窟に入ってゴブリンと戦う」という選択肢以外を選ぶことはできないと思います。
ですが、とあるTRPGプレイヤーはこの課題に対し「洞窟の入口で煙を炊いて、驚いて出てきたゴブリンを一網打尽にする」という解決策を提示した、という有名な例があります。
TRPGにもルールが有る関係上それが実際に可能かどうかはさておき、プレイヤーの想像力次第で無数の選択肢が取れるということは、決まった選択肢の中から選ぶことしかできないコンピューターRPGと比較して大きな魅力だと思います。

現実の仕事においても一見突拍子もない発想が問題解決の糸口になることも少なくありませんので、柔軟な発想が苦手だという方は一度TRPGをプレイしてみてはいかがでしょうか?

タイピングが速くなる

これはテキストチャットを用いたオンラインセッションに限定される話になります。
TRPGのセッションでは、プレイヤー同士がリアルタイムでコミュニケーションを行う関係上、プレイヤーがタイピング速度が遅い場合、発言が遅れてしまい会話の流れが滞る可能性があるため、タイピング速度はかなり重要なファクターになります。
加えて、テキストチャットをメインでセッションを行う場合、プレイヤー側であってもかなりの分量のタイピングが求められますので、オフラインでTRPGを遊ぶだけでも相当なタイピング練習になります。

仕事上でこのタイピングスキルが活かせる場面として、議事録の作成が挙げられます。
私自身は議事録をリアルタイムで作成することが得意ですが、その理由の一つとして100回を超えるオフラインセッションでの膨大なタイピング経験があるのではないかと個人的には考えています。

おわりに

今回はだいぶマニアックな話になってしまいました。
ここまで読んでくださった方にTRPGの魅力が少しでも伝われば幸いです。
TRPGをやってみたいけど周りに一緒に遊んでくれそうな人がいないという場合でも、TwitterなどのSNSで「TRPG 募集」などで検索すると参加者を集っていたりするので試してみてください。
(ちなみに私は「TRPGオンセン」というTRPG専門のSNSを使っています。ご参考までに)


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合同会社QUEST スティーブン


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