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どんなにラブラブでも。人と人との関係性は常に移ろいゆくものだから。

♪あかりをつけましょぼんぼりに〜
♪おはなをあげましょ桃の花〜

てなわけで、明日はひな祭りですね。
どんなふうに過ごしますか?

と言われても。
子どもがいないお家は、あまり意識することなく過ごす3月3日かもしれませんね。

かく言う私も、娘が生まれるまでは普段通り過ごしていたなあ。
そして、そんなこと言ってる今年でさえ、お雛様を飾って、ちらし寿司は手が掛かるからケーキでも食べる?ってくらいなのだけれど。


そんなお雛祭りのお雛様は、小さな人の形の紙を体にこすりつけて身代わりとして川に流して子どもの厄を落とすところから始まったそう。やがて、顔や着物が付いて、愛らしい見た目に。昭和時代には豪華な七段飾りも流行したそう。(kodomoe 2月号 107ページ「中川政七商店とつくる、季節のしつらい」から)。

いつの世も、どんな形でも、子どもの幸せを願っていたい親心。
そんな親心が生み出したお雛様。お雛祭り。

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「いつまでも願いたい幸せ」

私はいつまでも娘の幸せを願っていたいなあという気持ち(そのまま!笑)でこの絵手紙を書きました。


人間関係って、常に移ろいゆくものだから。

私と娘の関係も、そのうち、今のようにラブラブではなくなると思うのです。


寝るときにほっぺたとほっぺたを寄せて。

起きたら、「おはよー!起きたの!えらいね!大好きー!」と言って抱き締めたりなんかして。

「あいラブ、コハナちゃん(娘、仮名)!」
って言ったら、幸せそうな顔をして、
「あいラブ、かあさん!」
と舌足らずなかわいい声で言ってくれる。

いつまでもそんな関係であって欲しいと思うけれど、そんなワケはないの。


かの有名な、永遠を誓っちゃったりする男女関係でさえ、そんなことってなかなか、ない。
いつまでも同じ関係性でいることなんて、ない。
ずっとラブラブでいることなんて、稀。
お互いに周りの環境も変わり、歳も取り、考えも変わり、相手に対する気持ちも変わる。
悲しいかな悲しくないかな、世の常、人の常。
ラブラブだったとしてもラブラブじゃなくったって、どんな中でも愛し抜くにはきっと、「意志」。
そんな何かが必要。


は、さておき。

子どもなんてますます早く変わっていく周りの人との関係性。

だって、大人よりずっと、ずっと早く変わる自分を取り巻く環境。目まぐるしく変わる周りの環境。

例えば、保育園に入ったり、進級してクラス替えがあったり。見てくれる先生も変わったり、仲良くする友達も変わったり。
例えば、小学校に入学したり。それはそれは凄まじい人間関係のシャッフル。さらに勉強も始まって、習い事なんかしたりして、知ってることも加速度的に増えていく。

それに、大人よりずっと、ずっと早く成長する自分自身。一進一退で、心も体も大きくなる自分。

例えば、座れるようになる。ハイハイができるようになる。自分で食べれるようになる。話せるようになる。走れるようになる。思いやることができるようになる。
例えば、大きくなって、いろんなことができるようになる。自分の考えも持っていく。

さらに言うと、自分自身や周りの友達の成長、両方に伴って人と人との間の機微も生まれたり。


まだ2歳の娘も、成長とともに環境も変わり娘自身も成長して、生まれたときとはやっぱりちょっと。変わった。

生まれたときは、本当に、母である私でなきゃダメだった。
3ヶ月の頃から人の違いが分かるようになった娘は、私でない人に抱っこされると大泣きした。
その頃同居していた祖母、祖父でさえ。
その後随分して、祖母祖父に預けられるようになったが寝るときは相変わらず私。

ヨソの人が苦手だった。
私の友達に抱っこされただけで大泣き。
何回会ってるの。しょっちゅう会ってるよね。って友達でさえ。
保育園に行き始めて、段々と変わってきた。
初めはものすごく泣いていた。
保育園で一日中。何日も。
でも今では、「保育園いや!」と言いつつ、なんだかんだ楽しく通っている。
保育園に慣れていくに連れ、ヨソの人にも慣れてきた。

うまく言えないけれど、少しずつ少しずつ変化している。そんなことに伴って私との関係性も。


これからもきっと変わっていく。
いずれは長ーーーーいイヤイヤ期、いわゆる反抗期もあるだろう。
娘だって苛立つし、私だってきっと苛立つ。
大好き、ぎゅーって感じの気持ちではないかもしれない。いや、きっとない。


だけど。

そんな変わりゆく中でも、やっぱり私は娘の幸せを願っていたいのです。

ずっと。ずっと。

そりゃ、男女関係よりは持ちやすいかもしれないけれど、親子だからって、それだけの理由でみんなが持っているわけじゃない。


そんな、愛するための「意志」なるものを持って。

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