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ハワイ島にこの世の果てがあった:サウスポイント

ハワイ島はアメリカ合衆国の一番南にある島なので、島の最南端は当然アメリカの最南端となる。この地域はサウスポイント(South Point)と呼ばれていて、単に最南端というだけでなく、ダイナミックな絶景を見られる場所として知られている。

コナやヒロ、また北部のリゾート地から少々遠いこともあってややマイナーな観光スポットだ。でもレンタカーがあるのなら一度足を伸ばしてみるみる価値があるところだと思う。というのもハワイの他の観光地とは違った独特な景色が見られるからだ。

コナからだと車で1時間半くらいだ。ハイウェイを南下していくとだんだん緑が濃くなりジャングルの間を走っていくことになる。だがサウスポイントへのサインのところで曲がって細い道に入っていくと、荒涼とした景色が広がっている。風が非常に強くて寒いくらいだ。

トロピカルな感じとは無縁な風景。
風が強いのでウィンドブレカーがあると良いかもしれない。
風が強いから木も風と同じ向きに伸びていく

この強い風を利用して風力発電のための風車も立ち並んでいるが写真を撮るのを忘れてしまった。下の写真はお借りしてきたもの。さすがお上手だ。

風力発電の風車。そして断崖がサウスポイント(Paul on Flickr)


noteで記事にするということが頭になくて色々写真を撮り忘れていて、観光案内としては不十分で申し訳ない。ただハワイ島の道は単純なのでナビと標識を頼れば迷わずサウスポイントに来ることができるはずだ。

(ハワイ島にお詳しいなないろさんから道路が整備されてなくて運転しにくかったとのコメントをいただいた。うちは大きなピックアップなので全く問題を感じなかったが、小さめの車を借りる方は気をつけてほしい。)

駐車場を降りて海に向かって歩けばすぐに下の写真が見えてくる。崖から降りていく梯子がかかっているところだ。大体の観光客はここで海を覗き込んで震え上がり記念撮影をする。梯子を伝って降りたり、崖から海に飛び込む強者もいるが危険なのでお勧めしない。

下記もお借りしてきた写真。梯子を降りている人が見えるだろうか?

                                   (Paul on Flickr)

当日は雨模様で寒かったこともあって、梯子の枠のところで写真を撮って満足して帰ってしまう人も多かった。でも是非そのままそのまま海を前にして左方向へ歩いていってほしい。

するとその先にはこんな海が広がっている。

ハワイの列島が終わったところで海流がぶつかって大きな波になっているのだ。下記は当日撮ったビデオ。是非、音声も含めて見てほしい。波と風の強さがわかっていただけると思う。


ハワイ列島の中で最南端のハワイ島の最南端。ここから先は大海原しかない。この強い風を感じ大きな波を見ているとこの世の果てにいるような気持ちになる。そして人間の非力さを実感する。

だからこそ普段住んでいる地域のパラダイスのような穏やかな気候は山や入江に守られているからだと、自然への感謝の気持ちも湧いてくる。ハワイの人たちが山や海など土地に霊的な力を感じる理由が少しは分かるような気がした。

長くなってしまったので、次の投稿で世界の果てを訪れた後のお口直しになる街とレストランをご紹介したい。


投稿しようとしてサウスポイントとハッシュタグを入れたら、同じハッシュタグの投稿があることを知り、出会ったのが三昧堂さんのこの投稿。

よしもとばななさんのサウスポイントという本の紹介だ。題名からも分かるようにサウスポイントが重要な物語の舞台になっているということで、早速Kindle版をポチした。よしもとばななさんの感性でこのサウスポイントがどのように描かれるか読むのが楽しみだ。(Amazonアフィリエイト参加中)


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